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2007年10月

「昭和前期の青春」

 山田風太郎エッセイ集成「昭和前期の青春」購入。まだ「わが推理小説零年」も「育児日記」も、読み終えていないというのに、積まれる本が増えていくー(笑)。ついでに「柳生大戦争」も買っちゃった(ついでとか言うな)。

 山田風太郎の著作を追っかけてきて久しいけど、まだまだ読んだことのない文章に触れ合う機会があるなんて、しあわせだなあ。

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「Y十M」第79話

 今回は全体的に迫力と勢いがあって面白かったです。原作を知っていても、前回の口上シーンに劣らぬくらい、わくわくしましたよ~。原作をアレンジしている箇所がいくつかありましたが、虹七郎が枝を切って口にくわえるまでの流れや、銀四郎のプッツンシーン、十兵衛がかぶった般若面を一刀両断されるところなど、コミックならではの表現でもあり、また自分が原作から受けたイメージをそのまま映像化して観れたようで、とても嬉しかったです。七本槍はにやけ面よりも、今回のような凶相のほうが似合うな。

 それにしても、先週の十兵衛が深編笠の中で素顔を見せていたのは、コミック上の演出じゃなかったのね。言われてみれば、そりゃそうだ、という感じですが。右手で笠を下ろしながら、左手で般若面を顔に持って行けば、無理な技でもないか。

 そしてアイドル鶯の七郎、原作だと串刺しになってたはずだよなーと思い、確認してみたところ、やっぱり串刺しになっていたので、今回の描写を見るに、銀四郎の投げた小柄の衝撃で気を失っていただけなのが、今後奇跡の復活を果たして、よちよち飛びながら堀の女たちのもとに飛んで行く、という展開もあるかもしれませんね。いや、むしろそうなってほしいと願おう。

 さて、来週の章題はいよいよ「十兵衛見参」ですかね、先生?

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HERO’S KOREA 2007

 一部、深夜に放送していた中継を見て、その他の試合の結果も、つい先ほどネットで知りましたが・・・あう・・・ほとんど全ての試合で、自分の望んでいないほうが勝ちました。そんだけ。

 大晦日の吉田VS秋山プランは面白いと思います。谷川P最近冴えてるなあ。

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徒然なるままに

 ここ数日の間に観た映画とか、読んだ漫画など。

・「嘘喰い」

 近所の書店で1巻を試し読みできたので、なんの気なしに手に取ったところ、続きが気になって仕方がなくなり、ついに2~5巻まで購入してしまいました。もはやギャンブル漫画と呼べる代物ではないと思いますが、面白いです。特定の個人に惹かれるってわけではないけど、キャラクターの一人一人が個性的過ぎで素敵です。YJは他に読みたいものがないので、今後もコミックで追いかける予定。

・「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

 観たいと思った時は、いつもレンタル中の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」。やっと借りる事ができました。デビッド・クローネンバーグ監督独特の薄気味悪さは、冒頭の強盗二人組の描写から発揮されていましたが、中盤から思いも寄らぬ展開に~。もっとこう、エド・ハリス演じるマフィアが、最後の最後までねちねちと主人公に付きまとう展開を想像していたのですが・・・。よく分からないまま終わってしまった部分もあり、1時間36分という尺では短すぎたような気がします。でもラストシーンの収まりの悪さは、これこそクローネンバーグといった感じで、私は好きです。

・「ボーン・アイデンティティー」

 もうすぐ新作「ボーン・アルティメイタム」が公開される、ジェイソン・ボーンシリーズの第一作目を初めて観ました。公開当初から定評のあったアクション映画ですが、あんまり観る気もなく今までスルーしてたんですよね~。派手さはあまりないけど、密度の濃い内容で、結構満足しました。一緒にシリーズ2作目の「ボーン・スプレマシー」も借りてきたので、これも面白かったら、新作を観に劇場に足を運ぼうかな。

・「無限の住人」第百六十一幕

 尸良(しら)出たアアアア! 公儀の皆さん、逃げてエエエエ!! ・・・とか思ってるうちに、もう。orz

 それにしても尸良って、近年稀に見る悪役だなあ・・・。吐(はばき)あたりにはあっさり斬られそうなんだけど、因縁の深い卍(まんじ)や凶(まがつ)は、尸良を倒すのに大分苦労しそうです。

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柳生新世紀

 昨今の伝奇小説事情を鑑みるに、荒山徹は避けて通れない道だろうと思い、著作を一冊読んでみる事にしました。いや、別に避けちゃってもいいのだろうけれど、荒山徹が柳生を題材に採った作品を数多く発表しているため、誘惑をついに抑えきれなくなったというべきでしょうか。思えば今まで手に取らなかったのが不思議なくらいで、それというのも自分が読みたい作品が、未だ文庫化されていないというのが理由なのですが・・・ハードカバーで買うと出費がかさむし、古本屋に行ってもお目当てのものもないし、それに、なんか酷い扱いをされている柳生さんちを見るのがイヤだったし(どんな理由だ)。

 ちょうど「柳生大戦争」が刊行されたばかりで、これはタイトルだけでも猛烈にそそられるものがあるのですが、いちおう次の候補という事にしました(もう想像するだけで楽し~)。今回最終候補に選んだのは、「柳生大戦争」の少し前に出版された「柳生百合剣」と、その前作(かどうかは知らんけど)の「柳生薔薇剣」の2冊。知らない方のために補足すると、薔薇は『そうび』、百合は『びゃくごう』と読みます。で、帯や折り返しのあらすじなんかを読んで、結果、「柳生百合剣」を購入しました。薔薇(バラ)よりも百合(ゆり)にエロスを感じました。

 この適当な選択が吉と出るか凶とでるかは分かりませんが、別にどっちに転んでも構わないと考えているので、存分に荒山ワールドを堪能してみたいと思います。ていうか、「柳生百合剣」に決めてから言うのもなんですが・・・やっぱり「柳生薔薇剣」を先に読んだほうがいいですか?

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鹿鳴館へ行こう

 御園座で公演予定の「エドの舞踏会」のチケットをとりました~。チケットの販売はてっきり11月に入ってからと思い込んでいたのですが、日付と時間の最終確認でもしようかと御園座の公式HPをチェックしていたところ、ちょうど今日の10時から公演前半分の受付開始ということを知り、結局最後までいっちゃったという次第。しかもその場で当日の座席の確認も出来るため、キープされた番号を客席表と照らし合わせて、即購入をケツイしました。

 まあ、「エドの舞踏会」を観に行くという事自体は、風太郎原作のお芝居を観れる機会なんて、今後もそうそうないだろうということで、少し前から気持ちとして固めていたんですけどね。後は、御園座(名古屋)にするか明治座(東京)にするかでまず迷って、結果、料金幅の広い御園座を選択することになりました・・・といっても、今回は一番安い席(三等席)に甘んじる事になりましたけど。でもいいんだ~、雰囲気さえ味わえれば。先に御園座の公演を観ておけば、もう一度観たいと思ったときに、明治座に行くという選択肢もできるし。

 名古屋方面にお出かけするのは久しぶりなので、1泊して、次の日に「博物館明治村」に寄って来るつもりです。今回行くと、3度目になるけど、何回でも行ってみたい場所のひとつです。「エドの舞踏会」→「博物館明治村」のコンボで開化気分を満喫するぞー。

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それぞれのPRIDE

 最近ご無沙汰だった総合格闘技の話題をちらほら。

・PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードルが、米国の新総合格闘技イベント「M1 Global(M-1 グローバル)」と2年6試合の契約

 ヒョードルの移籍先が決まって、PRIDEに参戦していた有力選手の動向があらかた片付いたという感じですね。条件次第ではUFCへの参戦もあるとかで、ノゲイラ・ミルコとの再戦や、UFCの強豪選手との試合が期待できそうです。「M-1 グローバル」では、PRIDEルールを踏襲するとのことなので、ヒョードルの強さがいかんなく発揮されそう。PPVでいいから、スカパーで見れるといいな。

・ヴァンダレイ・シウバとチャック・リデルの対戦が正式決定。両者の対戦が行われるのは、「UFC79~ネメシス~」(12月29日・マンダレイベイイベントセンター)

 すでに王座から陥落している2人の対戦がやっと決定~。ていうか、シウバはまだPRIDEミドル級王者の肩書きを有しているんじゃ? PRIDEの消滅が確定したので、肩書きもついでに消えたのかな・・・(苦笑)。いくらか旬を逃した組み合わせではありますが、桜庭VS田村ほどではないでしょうし、アメリカのMMAでは大人気の2人の対戦なので、盛り上がるかな。でも、やっぱり1度はPRIDEルールで見たかった1戦ですね~。

・ヒクソン・グレイシー、大みそか「Dynamite!!」での復帰戦を回避する可能性が濃厚。谷川P「年末ではなく、来年春にFEG主催のイベント(HERO,S)に出てもらいたい」

 なんかもうヒクソンは、忍法帖の塚原卜伝や上泉伊勢守のような存在感がありますな。それはともかく、谷川氏の「桜庭-船木戦の勝者をヒクソンにぶつけたい」という思惑に対して、船木選手が「1度負けているので、桜庭選手が相手になる方がいい」とコメントしているのはいかがなものかと。「Dynamite!!」で桜庭選手との試合に負ける気もないのも確かでしょうから、せっかくのリターンマッチの機会を、わざわざ棒に振るようなことを言うことはないと思うのですが。どちらにせよ、日本人がヒクソンに勝つ姿を見たいです。

 さて、この船木選手がヒクソンと対戦した「コロシアム2000」、自分もまだ格闘技の選手をよく知らない時期に、DVDを購入して観たのですが(船木VSヒクソンはTVのニュースかなんかで観ていたような)、船木誠勝を筆頭に、田村潔司・金原弘光・須藤元気・近藤有己・魔裟斗らが参戦と、今見てもなかなかの顔ぶれですよ・・・。

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その時はきた

 「Y十M」第78話。ついにこの時がきましたよ、みなさん!

 忍法帖数あれど、私は迷うことなく、このシーンを忍法帖第一の名シーンに選びます。いや、山田風太郎作品群の中でも、間違いなく一番好きなシーンだと言い切ることができます。柳生十兵衛への、おゆらのスイッチが入ったのもこの瞬間ですが、思い起こせば、私自身の山田風太郎へのスイッチが入ったのも、まさにこの瞬間だったかもしれません。柳生十兵衛が柳生十兵衛たる所以、この後何作か柳生十兵衛が出てくる他の作家の時代小説を読んだりもしましたが、ついに山田風太郎の描く柳生十兵衛を凌駕する作品に、今の今まで出会うことがなかったのも、このシーンがあったればこそでしょう。

 とはいえ、今回は、一話まるまるかけてやってもらいたかった、という願いもあったわけで。十兵衛が発する一語ごとに、明成やら銅伯やら、七本槍やら芦名衆やらが、いちいち赤くなったり蒼くなったりする様もたっぷりと見せてもらいたかったところです。ていうか、やっぱ芦名衆少なくね?

 まあ多少の不満が出てしまうのは致し方のないところですが、それにしても、面白いなと思ったのは、原作の十兵衛が、笑いさえも交えながら冷然と言い放ったのに対して、せがわ版の十兵衛は、珍しく感情を表に出して言い切ったという違いです。

 「あの女たちを見殺しにして・・・なんの士道? なんの仏法?」

 というセリフ、原作では「?」が付いていないんですよね~。この微妙なセリフの改変で、原作とはちょっと雰囲気が違うなと匂わせておいて、2ページ先の見開きで、

 「徳川家も滅んで結構!!」

 と十兵衛やや怒り気味の顔でやられた日には、原作ファンとしてもたまらんですよ。この辺は、もっと落ち着いた感じで表現されるかと思っていたので、「バジリスク」の弦之介の瞳術発動シーンと同じくらいの衝撃を受けました。この場面だけで、せがわ先生が「柳生忍法帖」を描きたいと言っていた想いがバシバシ伝わって来たな~。銅伯の悔しそうな表情も、ざまあみろって感じで爽快でした。もうこの場を借りて言わせてください、

 

 「せがわ先生、ありがとう!」

 

 

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「ある閉ざされた雪の山荘で」

 東野圭吾著「ある閉ざされた雪の山荘で」読了。

 最近、読書をする機会も少なくなってきているのですが、そのような状況で、京極夏彦以外のミステリーに手をつけるのも、実に久しぶりのことです。東野圭吾の名前は知っていましたが、いままでなんとなく敬遠していたのを、「探偵ガリレオ」TV放送にともなう東野圭吾フェア的なものと、書店員の手書きポップに惹かれて、ちょっと手をつけてみようかという気になりました。「十字屋敷のピエロ」とこれとで、どちらを先に読むか迷ったのですが、たまたま購入を決めた書店に、こっちの方しか置いてなかったので、「ある閉ざされた雪の山荘で」に決めたようなものです。東野圭吾作品の情報収集もせず、なんの脈絡もない選択だったので、東野圭吾ファンの中にはなぜ最初の一冊にこれを選んだのか、と思われる方もいるかと思われますが、まあ、そういうことです。

 ストーリーは、劇団のオーディションに受かった7人の男女が、乗鞍高原のペンションに呼び集められ、演出家の指示により殺人劇の舞台稽古が行われるが、現実に仲間が一人ずつ減っていき、一同の間に本当の殺人が起こっているのではないか、という疑惑が生まれるというもの。

 本編に入る前のページに、舞台となるペンションの平面図が描いてあったりして、綾辻行人氏の「館シリーズ」を想像しながら読み進めましたが、犯人の動機や、事件の全貌を知ったときには、自分が期待していたようなものは、結局得る事はできませんでした。それでも、東野圭吾はつまらないとか、自分には合わないとか、まだ決め付ける気にはなりません。この作品をミステリーと呼ぶには、あまりに特殊なミステリーのような気がしましたが、最初に手を付けたのがこの作品で、実は良かったのかもしれないと思っています。東野圭吾作品はいくつか映像化されているものもあるので、今度は、もっと有名な作品を選んで読んでみようかな。

 さて、次は横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」だ。

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「龍が如く 劇場版」

 三池崇史監督「龍が如く 劇場版」を鑑賞。原作であるSEGAのゲームは体験版くらいしかやったことがない身としては、純粋に三池監督への期待値のみで臨んだ映画です。あえて他に関心事があったとすれば、岸谷五朗演ずる、真島吾朗というキャラクターの暴走っぷりくらいでしょうか。公式サイトで確認したところ、ゲームのキャラの真島吾朗は、微妙に岸谷五朗に似ていて、名前も同じ「ゴロウ」だし、ただこのキャスティングをしたいがために、この映画を作ったとしか思えないです(んな訳ねえか)。

 映画のストーリーは、ゲームの第一作目をベースにしており、消えた100億円の行方を物語の中心軸に据えて事態が展開していくのですが、主人公の桐生一馬(北村一輝)と、他の主要な登場人物の因果関係が、劇中では一切説明されないため、ゲームをプレイしたことのない人には、理解できない部分や戸惑う場面がけっこうあるのではないでしょうか。

 特に、終盤の錦山彰(真木蔵人)が登場するあたりからの展開がまた急で、まるで、1クールのTVドラマを2時間に編集したかのようなやっつけ仕事ぶりです。そのくせ映画としては、いらないシーンを切ってしまえば、1時間20分くらいで済んでしまいそうな内容で、あくまでゲームのファンが、2次創作を楽しむための作品となっているような気がしました。あと「ジャンゴ」の時にも思ったことですが、笑いを狙っているシーンがあからさま過ぎて、逆に笑えませんでした。そして「ジャンゴ」の時と同じく、1時間50分飽きはしなかったけどね。三池監督のファンにとっては、これはこれで監督らしさが随所に出ている良作なのかもしれません。

 自分にとって最後まで印象に残ったのは、主人公よりも、真島吾朗のキャラクターのみ。総じてアクションシーンは良かったし、ゲーム的な演出もご愛嬌ですが、結局はこれ(真島吾朗VS桐生一馬)が撮りたかったというのが全てなのかも。

 

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掘り出し物

 別冊新評「山田風太郎の世界」をゲットできそうです~。まあ、入手先はヤフオクなんですけど。そういえば、少し前に「忍法相伝73」がヤフオクに出品されてたっけなあ。自分が見たときは、25,000円くらい付いていたけど、結局いくらで落札されたんだろう・・・。いくら幻の忍法帖とはいえ、万単位での入札は、自分にはとても無理だわー。それにしても、落札した人は、相当の風太郎ファンだとは思いますが、25,000円も出して読みたいものですか(半ば羨望)? それとも投資目的だったのかしらん。私もファンのはしくれとして、機会があれば読んではみたいけど、こいつ(忍法相伝73)だけは、そっとしておいたほうが良いかもしれませんね。

 ん~、別冊新評「山田風太郎の世界」って、確か持ってなかったよな・・・? ちょっと自信なくなってきました(笑)。

 他に、今日は本を2冊買ってきました。東野圭吾氏の「ある閉ざされた雪の山荘で」と、横山秀夫氏の「クライマーズ・ハイ」です。東野圭吾の小説を読むのはこれが初めてになりますが、なんで「ある閉ざされた雪の山荘で」かというと、特に理由はありません。東野圭吾ならなんでもよかった。後悔はしていない。「クライマーズ・ハイ」は、原田眞人監督・堤真一主演で映画化になるということと、御巣鷹山の航空機事故を題材に取っているということで、俄然興味が。御巣鷹山の事故には、個人的にちょっとした因縁というか、思い出がありますので・・・。

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帝都物語

 いま、「新帝都物語 維新国生み篇」を読んでいるところですが、なかなか先に進まなくて困っています。分厚いということもあるのですが、なんか、面白くないから、というのが正直な感想です。まだ第一部の中盤なので、これから面白くなってくるのかもしれませんが、「帝都物語」にはまった人間としては、ここまでの展開にはいささか物足りなさを感じています。この「新帝都物語」は幕末を舞台にした設定で、新撰組の土方歳三や斉藤一が主要キャラとして出てくるのですが、幕末という時代背景も、新撰組という組織も、どっちも興味ないしな~。いや、むしろ興味があまりないからこそ、荒俣宏の膨大な薀蓄に期待して読み始めたというのに・・・。

 このあとに「殺戮にいたる病」と「葉桜の季節に君を想うということ」が控えているので、早いとこ片付けちゃいたいんですが、この分だと、「新帝都物語 維新国生み篇」を読み終える前に、他の本に取り掛かってしまいそうです。今さらながら、東野圭吾も読んでみたくなってきたし。そういえば「陰摩羅鬼の瑕」も途中で飽きて、「邪魅の雫」が出てから慌てて読んだっけなあ・・・。

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アルバム追加しました

Photo 「掛川花鳥園」の写真をアップしました~。右列のアルバムをクリックすると、写真を見ることができます。

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星を継ぐもの

 いま、アニマックスで放送している「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」を見ているのですが・・・はあ、なんで全編新作カットでつくらなかったんだろ。この後に続く新訳Zの2作品はまだ見ていないので、なんともいえないのですが、新作カットとTV放映時の流用カットのギャップが、やっぱり激しすぎて、非常に残念な感じになっています。全編新作カットだったなら、多少ストーリーを端折っていても、購入したDVDをみすみす手放したりはしなかったのに。画面に統一感がないと、自分としては気持ちが悪いし、ラストをTV版と変えたっていうのなら、なおさらのことです(TV版のラストが好きだ、というわけではありません)。

 世代的に「Zガンダム」が直撃だった私ですが、つい先日、初めて「機動戦士ガンダムSEED」を鑑賞しました。しかもいきなりラスト5話目からです。噂は聞いていたので、最初のうちは本を読みながら適当に流し見していたのですが、そのうち、やばい、ちょっと面白いかもと思ってしまい・・・。勢い余って、PS2の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合 VS Z.A.F.T.ⅡPLUS」を買ってしまいました。「ガンダム」に思い入れがないっていうのは、逆に恐いね。

 「Zガンダム」ではフォウ・ムラサメのファンだった自分は、「SEED」ではカガリ・ユラ・アスハが一番のお気に入りです。え、わかりやすいって?

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BAYSIDE SHAKEDOWN

 DVDやビデオのソフトを持っているのに、TVで放送があると、つい毎回観てしまうというお気に入りの作品が、誰にでもあると思うのですが、私にとってのそれは、「ダイ・ハード」シリーズや「ルパン三世 カリオストロの城」であったりします。

 中には、そんなに大した思い入れもなく、結末も知っているのに、なぜか最後まで見てしまうという作品もあるのですが、昨日放送していた「踊る大捜査線 THE MOVIE」シリーズがまさにそれで、これはこの作品の娯楽映画としての完成度の高さを、自分自身がある程度評価しているせいかと考えています。ただ、個人的には映画版の脚本にはいただけないところが少なからずあるので、「踊る大捜査線」そのものを評価しているのではなく、監督の本広克行という才能を評価しているのかもしれません。

 本広克行監督の作品は、「踊る大捜査線」シリーズ以外は観たことがないのですが、この監督のモブシーンの撮り方は本当にうまいな~と思います(これは撮影監督の技量によるところも大きいのかもしれませんが)。モブシーンの見せ方がうまい監督で有名どころといえば、スティーブン・スピルバーグがなんとなく思いつくのですが、一度、本広監督が撮った怪獣映画や戦争映画なんてのも、観てみたいものです。

 ていうか、調べてみたらこの人アニメオタクなんですってね。押井守氏のファンだとかで、なんか納得しました(笑)。そのうちアニメ映画の監督もやりそうな気もしますが、本広監督なら難なくこなしてしまいそうです。

 

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鳥の城

 掛川花鳥園に行ってきました。家からそんなに遠くないところにあり、ペンギンもいるので、かねてから一度は行ってみたいと思っていたところです。もっとも、ペンギンがいなくて、鳥類と花だけだったら、それほど興味は湧いていなかったかもしれません。

 エントランスをくぐった所にある建物には、受付があり、ここで入園料を支払って園内に入るのですが、売店も兼ねているこの建物には、けっこうな種類のフクロウも展示されていました。テレビなどでも紹介されたことのあるコノハズクもここで見ることができます。危険を感じた時に、体を細めて身を護ろうとするフクロウです。展示ケースには「びっくりさせないでネ」というような張り紙がしてあったため、実際に細くなったり、体を膨れさせるところを見ることはできませんでしたが、これがまた小さくてかわいい! フクロウなんて、動物園に行っても、暗い所でしか展示されていなかったりするので、じっくり観察できていい感じです。

 受付を通って園内に入ると、早速ケープペンギンや、カモ・コクチョウなどの水鳥がお出迎え~。ちょうどペンギンの撮影会をやっていて、ちょっとうらやましかったです。膝の上にだっこして写真が撮れるんですけど、ペンギンってどんな感触なんだろ? 気になります。

 水鳥のプールを抜けた先にある建物のふれあいゾーンでは、多種多様な鳥たちにエサをあげる事ができます。入ったら、いきなり腕や肩や頭に鳥を乗っけているお客さんがいて驚きました。ここの鳥たちはよく餌付けされていて、100円(または50円)でエサの入ったカップを買って手にもつと、我先にと飛んできて、あっという間に「天空の城ラピュタ」のシータの気分が味わえるんですね~。肩や腕に乗っかられると、マッサージされているみたいでちょっとくすぐったかったり。今までこういう体験はしたことがなかったので、普通に楽しかったです。

 あとはワシやフクロウのショーを見たり、フクロウを手に乗せて記念撮影をしたりしました。2時間もいれば充分かなと思っていたのですが、結局4時間くらいいた(笑)。キョロちゃんみたいなオニオオハシが、エサを上手に食べるのにいちいち感動したり、色鮮やかなコガネメキシコインコが、群れで温室内を飛び交う様も圧巻で、近場だし、また機会があったら行ってみてもいいかな、と思いました。ペンギンも触りたいしね。

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拳の果て

 仕事を終えて家に着いてから、ふと、今日はWBCフライ級タイトルマッチをTVで中継していたな、と思いつく。急いでTVをつけると、最終12R前のインターバルの様子。画面を通して見ると、内藤選手は瞼をカットしている模様で、対する亀田選手は、なんとなく余裕の雰囲気すら感じる。これは亀田選手優勢なのかなと、気を揉みつつも、11Rまでに決着がつかなかったことに、ひとまず感謝し、さて最終Rを観戦してみましたが・・・えらいことになってましたね。

 結果は、内藤選手の大差での判定勝ち。最終Rで、亀田選手はずいぶん減点を喰らっていましたが、11Rまでにも内藤選手は優位に立った試合運びをしていたんですね。出来る事なら最初から見たかったです。それにしても、内藤選手が勝った時の会場の反応は凄かったな~。解説の声も耳に入りませんでした。

 33歳での世界王座防衛は、日本のジム所属選手の最年長記録だそうで、内藤選手、よくぞ頑張りました。お疲れ様です。そして、おめでとう!

 

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ひこねのいいにゃんこ

 ひこにゃんのテンプレートが追加されていたので、思わず模様替え~。ひこにゃんかわいいですよね! ひこにゃんについては、まだ書きたいことがありますが、次の機会に。

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人形のある生活

 我が地元静岡に、ボークスがオープンしたので行って来ました~。いままで東京か名古屋にお出かけしなければならなかったので、単純に嬉しいです。でもなぜか「SHIZUOKA 109」の中に出来たのよね。場違いな感じは否めないけど、これを機に他のホビーショップがもっと静岡に進出してくれるといいなあ。なんせ模型の街ですぜ、静岡は。

 さて静岡SRですが、「天使のすみか」も入っているというので、少なくとも名古屋SRくらいの規模のお店を期待していたのですが、想像よりちょっと小さかったです。普通の模型売り場と「天すみ」の区分けがなかったので、なんか曖昧な造りになってて、ボークスに初めて行った人は、「なんだこの店は」と面食らったことでしょう。とはいえ、「FSS」のキットや、SD・DD・ドルフィーを地元で拝めるのは、私らにとってはありがたいことで、品揃えなんかはやや他のSRに劣るところがあるとはいえ、本当に出店してくれたことに感謝したいです。記念に前々から気になっていた、童友社の日本の名刀シリーズ「柳生十兵衛」を買ってきました(ボークスと関係ねえ)。店員さんに「SD13と合わせるとぴったりですよ~」と言われたりもしましたが、別にSDに持たせるために買ったわけじゃないぜ?

 自分も、過去ボークスで色々と買い物をしているのですが、ふと気になって手持ちのドールの数を調べてみたところ(他社製品含む)、「SD13のの」1体、「ロストエンジェルス」1体、「ドルフィー Plus」2体、ママチャップトイの「ちっちゃなもこちゃん」2体、アゾンの「アネモネ」1体、彼女に素体を渡して作ってもらったものが3体の、計10体が確認できました。意外と所有しているのに驚いた(笑)。

 せっかくなので、カテゴリーに「フィギュア・ドール」を追加してみる。

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その匣の中を視るな

 「魍魎の匣」が映画化されると知ったとき、まず最初に思ったのは、誰が監督をするのか、ということでした。「姑獲鳥の夏」を観たときのやるせなさっていったら、Vシネ化された忍法帖シリーズに匹敵するものがありましたから(まさに粗悪濫造)。

 実相寺昭雄監督の「姑獲鳥の夏」は、場面によっては評価したい部分もあるのですが、いかんせんそうでない部分のほうが目立ちすぎているという感じです。姑獲鳥のイメージシーンの安っぽさもさることながら、最後の最後、エンドクレジットが終わってからの京極堂の出現には本当に目を疑いました。いくら大御所とはいえ、あれを止めさせることのできる人はいなかったのか・・・コントじゃあるまいし(せめてDVDでは切っとけよ、とかマジで思ったり)。当然原作は好きだし、好きな役者さんも出ていたし、実相寺監督も「怪奇大作戦」や「ウルトラセブン」で傑作といえるものを残しているし(「帝都物語」も好きです)、観る前はものすごい期待感に満ちていたんだけど。出来る事なら、リメイク(やり直し)を要求したい一作になってしまいました。

 「魍魎の匣」は、京極堂シリーズでは一番最初に読んだ小説です。なぜか「姑獲鳥の夏」はすっとばして、「魍魎の匣」→「狂骨の夢」→「鉄鼠の檻」→「姑獲鳥の夏」と読んだ記憶が(「姑獲鳥」の前に「鉄鼠」を読んじゃいけねえよなあ)。京極夏彦の小説に初めて触れたということで、「魍魎の匣」はある種の衝撃を受けた作品ともなりました。

 ああ・・・こういう手法もあるんだ。

 ”探偵小説”ではなくて、”妖怪小説”とはこういうことなんだなあ、と。

 だから、「魍魎の匣」は、京極堂シリーズの中でも、実は一番好きな作品になってしまったのです(実際、この作品を推す人は多いと思うのですが、どうなのでしょう?)。

 その「魍魎の匣」が映画化ですよ(完成試写はもう済んでいるようですね)。監督は原田眞人氏ということで、まっさきに思い浮かんだのは、「ラストサムライ」の大村役。続いて「ガンヘッド」「突入! あさま山荘事件」。良い機会なので調べてみたら、以前観た事のあった「狗神」という映画の監督もしていたようです。静岡県出身ということも分かって、ちょっとびっくりしたり。公式の予告を観ると、雰囲気的には申し分ない出来のようですが、それは「姑獲鳥の夏」の時にも感じた事だしなあ。とはいえ、せっかくの大好きな小説の映画化なので、不安よりも期待を優先させて、12月の公開日を待ちたいと思っています。

 ・・・これがダメなら、もう京極堂シリーズは映像化させないほうがいいんじゃないかな。

 

 

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「孤剣般若侠」

 ・・・柳生十兵衛は、ただ一人、敵の心臓部に足を踏み入れる。

 「Y十M」第77話、「孤剣般若侠」の回です。原作では、天寧寺に逃がした城からの使者に、十兵衛が詳しい話を聞きたいのに対し、堀女5人がどこまでも後を付いてくるため、結果天寧寺を素通りして行くはめに陥るという描写がありますが、せがわ先生はこのシーンをばっさり切り捨てました。いらないといえばいらない場面ですが、せっかくの城からの生き証人の存在を忘れるとは、ちょっと十兵衛がうっかり者に映りはしないでしょうか? でも、原作でもお気に入りの、深編笠に鶯のギミックシーンのアレンジ、

  

 鶯:ホ~~~

 十兵衛:「では」                                                       

 十兵衛:「(鶯:ホケキョ)じゃ」

 

 には和みました(笑)。で、意外とあっさりと鶴ヶ城へ乗り込むシーンが描かれたりして、もっと十兵衛の心情を表現するような「溜め」があってもいいのにな~と思ったのですが、テンポを重視されたようです。それにしてはずいぶん中途半端なところを次回への引きにしていますけど。鉄門の前の十兵衛が、門内の芦名衆の喧騒に動ずることなく、うっそりと佇んでいる場面で終わってくれてもよかったかなー。原作では地の文章で、

 

 『・・・・・・不敵といおうか、無謀といおうか。いや、ムチャクチャというべきだろう。いかに天稟壮絶の剣技に自負を抱いていようと、孤剣、四十万石の城に入って、柳生十兵衛、果たして何をしようとするのか。・・・・・・道場破りではあるまいし。』

 

 というような描写があるのですが、これをそのまま持ち込むわけにはいかないでしょうから、いわゆるコミックの「間」でこういったものが見たかった、というのが正直なところです。あと、城内の芦名衆が・・・想像していたよりも少ない? 「魔神の祭壇」は正面から見たかったとか(この辺は次回に期待か)、すいません、好きな場面が続くだけにやたら注文が多いです。とはいえ、いよいよ次回から十兵衛と沢庵の問答が始まるわけで。「柳生忍法帖」の最大の見せ場、水戸黄門でいうところの印籠お披露目シーンですよ~。過剰な期待を寄せてしまっていますが、よろしいでしょうか?

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BEYOND THE TIME

 「カプコンプライベートショー・2007秋」の見学に行ってきました。目当てはガンダムの「VSシリーズ」の最新作、「ガンダムVSガンダム」です。一足先に大阪でロケテをしていたようですが、先月のAMショーでSSのみの公開で終わった今作が、こんなに早くプレイアブルバージョンで出展されるとは、正直思いも寄りませんでした。

 で、とりあえず3プレイほどしてみたのですが、AMショーのSSから想像させられたような馬鹿っぽさはなく、割といままでの「VSシリーズ」と同じで、逆に拍子抜けしたくらいです。システム的には、「モビルアシスト」や「Gクロスオーバー」等が新たに追加されていますが、シリーズをプレイしたことのある人は、操作に違和感を覚える事はそんなにないのではないか、と思います。「モビルアシスト」は援軍という位置づけのようですが、「Gクロスオーバー」はどんな効果があるのか、プレイ中には把握できず、よく分かりませんでした。ひとつ気になったのは、チーム編成がランダムで、勝ち残ったチームが次戦で別々のチームにされることがあった点です。聞いた話によると、これは設定で変更が可能らしく、従来の「VSシリーズ」と同様に、固定チームでの2on2も出来るようなのですが、果たしてランダムチームの需要がどれほどあるのか、はなはだ疑問です。今回ランダムにしてあったのは、あまりに強いチームに、筺体を延々と占拠されないための配慮だったのだと思うのですが・・・ロケテではどうだったんでしょうね?

 開発度がまだ80%程度で、使用できない機体もいくつかあった中で、私が使ってみたのは「ビギナ・ギナ(F91)」「νガンダム(逆襲のシャア)」「ガンダムF91(F91)」の3機です。AMショーのレポートの時にも書いたように、私はガンダム(というかロボ系)がそんなに好きではないのですが、「逆襲のシャア」と「F91」はなぜか気に入っていて、その作品からのMS参戦があったのは、素直に喜ばしいことですね~。カタログに載っていたMSは全部で32機でしたが、どう考えても数が少ない気がするので、追加のMSが「逆襲のシャア」と「F91」からも出てくれるものと期待したいです。たとえそれが、「ガンダムVSガンダムDX」であったとしても。

 他に「戦国BASARA X(クロス)」も出展されていましたが、使用できるキャラはまだ6人のままでした。・・・ほ、本当に12月に間に合うんでしょうね、カプコンさん?

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モノブロスの憂鬱

 モノブロスハートが5個(通算62匹目。剥ぎ取り2個・捕獲報酬3個)揃ったので、記念にモノデビル装備を作ってみました。普通ならスキルの優秀なガンナー防具を作るのでしょうが、ランサーな自分は迷わず剣士装備を選択。フルモノデビル装備は「全耐性+20」と、ランサーにとっては垂涎の「ガード性能+2」を、装飾品をはめ込まずに発動させることができるんだぜ? マイナススキルの「災難」もおまけに付いてくるけどな。

 というわけで、防御力に多少の不安が残るものの、「ガード性能+2」の威力を体感すべく、ディープフィッシャーを担いで下位バサルモスクエストへ出発(もちろんソロです)。バサルモスの毒ガスをガードして攻撃し続けることが出来て、ずっと俺のターンみたいな感じで、超楽し~! 作って良かった 「ガード性能+2」装備! お次の相手はグラビモスかな。なんでも熱線をガードすることができるそうじゃないですか。ラッキー!

 ・・・け、決して後悔なんてしていないんだからねっ。

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「柳生十兵衛死す」

 たまには風太郎作品に対する不満点をあげてみよう。表題の「柳生十兵衛死す」についてです。山田風太郎の最後の長編小説となったこの作品は、私がリアルタイムで風太郎に接することが出来た唯一の作品でもあり、非常に感慨深いものがあるのですが、こんな設定にしてまで、柳生十兵衛を片付けなければいけない理由が果たしてあったのでしょうか? もちろん、先生が作り上げたヒーローですし、「いつか柳生十兵衛を片付ける話を書きたい」と念じておられたことも知っているのですが、例えば水戸黄門がドラマの中で死ぬ最終回を見たいですか? ブルース・ウイリスが、ジョン・マクレーンが死んでしまう「ダイ・ハード」への出演のオファーを受けるとでも? 

 ・・・まあ、柳生十兵衛が最終的に死ぬのはよろしいでしょう。問題は、「柳生十兵衛死す」の十兵衛が、「柳生忍法帖」「魔界転生」の十兵衛とまったくの別人で、パラレルワールドの住人になってしまったことです。ここだけが本当に残念です。「柳生十兵衛死す」はひとつの独立した作品として見れば、私も好きなお話なのですが(中村橋之助が「柳生十兵衛死す」の舞台をやるというのであれば、絶対観に行きます。「柳生十兵衛死す」はテーマに能を扱っている事もあるけれど、絶対に舞台向きだと思う)、世の風太郎ファンが読みたかったのは、「柳生忍法帖」「魔界転生」の十兵衛が死ぬ話だったに違いがないのです(断言)! 「魔界転生」のラストで一人波のかなたに消えていった十兵衛が、その後風太郎世界でどんな修羅の道を歩んだのか。「柳生十兵衛死す」のラスト以外の道はなかったのか。本当に気がかりで仕方がありません。

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「竜姫」

 今頃になって「竜姫」の称号ゲット~。ほったらかしにしておいたレイア装備をレイアSに強化しようとしたところ、”雌火竜の棘”が幾分足りない事が判明。求人区で部屋を立てたものの、人が集まりませんので、「そういえばレイアのソロは試してないな~」と思いつき、挑戦してみる事に(ちなみにソロ狩猟経験は、ドス系と、クック・ゲリョス・ダイミョウザザミ・ソロクエのガノトトス・モノブロスくらい。ドス系以外は下位で、こうしてみるとソロ経験がとぼしい事に気がつく)。上位を一人でやる気はさらさらないので、下位レイアをセレクト。武器は愛用(?)のスノウギア=D。雷・龍属性のランス系武器がないので、単純に攻撃力のみで選んでいます。とりあえず上位武器ではあるので、10分くらいで片付くと思っていたのが大間違いで、20分針の一死おまけつき。目当ての棘も出ないし、いくらなんでも下手すぎだろと自己嫌悪に陥りながら、武器を豪槍グラビモスに持ち替え、なるべく弱点を狙いツンツンしてみたところ、なんとか10分針くらいで捕獲に成功しました(恥も外聞も無く閃光玉も使いましたが、なにか?)。

 下位のレイアなんぞ0分針で楽勝~という方もおられるでしょうが、ひとつはっきりしたことは何事もソロでやってみないとわからない、ということ。攻撃力の高い、弱点属性のある武器で挑めば、当然狩猟時間は短縮されるのでしょう。でも、もっと重要なのは、立ち回りや弱点部位への正確な攻撃ができるかどうかという点。普段PTを組んでいて、武器の性格上、空いている所へ移動するというのが身に染みているものですから、自分がどれだけダメージソースになっているか、分かりにくい部分がありますが、ソロでの経験をもっと積むことで、PT内での立ち回りに活かせることが出来るようになるのではないか、としみじみ感じた本日のレイアソロ初体験でした。・・・”雌火竜の棘”は、結局出ませんでしたヨ。

 

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