« 黒本はどこだ | トップページ | 最後の勝敗 »

「Y十M」第85話

 今年度最後の「Y十M」。

 銅伯でさえも考えものとした「獣心香」の効果はてきめんで、匂いまでもが伝わってきそうな淫猥な空気が、雪地獄内部に蔓延していく描写が凄いです。いやらしいです。

 忍法帖ではたびたび出てくる女性の裸やセックスシーンも、小説を読んでいる時は卑猥な印象を受けることはほとんど皆無に近いのですが、こうやってせがわ先生が絵にしたのを見てみると、すげー破壊力があるなあと再認識しました。

 でも今回の見どころは、こんな色っぽいシーンだけではございません。雪地獄の檻の鍵を開け、のこのこ入ってくる明成に対して突きつけられる一振りの白刃、この時の十兵衛の顔と言ったら! 単身鶴ヶ城に乗り込んできた際の、泰然自若とした様子とはまた全く違う、ただ怒りと非道に対する嫌悪に裏打ちされた柳生十兵衛の形相、怖すぎます、先生! おゆら様も「獣心香」に酔っている割には、十兵衛の刀に超反応していったん飛びのいたのは、さすが魔人銅伯の娘というところでしょうか。おとねが再登場して、種明かしは次号年明けということになりますが、今年はいろいろと満足のいく描写が多くて、連載当初の不安や不満もあらかた吹っ飛んだ気がします。

 あと連載回数もそんなに残っていないと思いますが、せがわ先生の柳生十兵衛はもっともっと見ていたいなあ・・・続編としての「魔界転生」はムリですか?

|

Y十M」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く