宴の始末Ⅱ
第五試合 秋山成勲●(1R 8分12秒 KO)○三崎和雄
この試合と、次のヒョードル・ホンマン戦が無かったら、この大会は本当にお通夜になっていたかもしれない・・・そういった意味では救いのある一戦で(結果から見たら)、正直な話、自分は三崎選手が秋山選手に勝つ姿をイメージできなかったので、一度倒された時にもうダメかなと思ったのですが、よくあの攻撃を凌いで立ち上がったなあ、と素直に感心してしまいました。フィニッシュについては、反則じゃないかとの声も出ているようですが、攻撃の流れといえばそうでしょうし、まあパンチで追撃すれば何の問題もなかったんでしょうけど、これは公式の見解を待つしかないでしょうから、早めに結論を出すべきでしょうね。個人的に4点ポジっていうのは、orz←この状態の事を指すと思っていたのですけど。猪木-アリ状態からのサッカーボールキックとも違うようだし、どうなんでしょ。
第六試合 エメリヤーエンコ・ヒョードル○(1R 1分54秒 腕ひしぎ逆十字固め )●チェ・ホンマン
試合の流れは大方の予想通りだったと思うのですが、なにがひどいかって、TBSの放送に合わせて、試合順が急に繰り上がったこと。佐藤Dの作った煽り映像が、この後の2試合も含めて台無しじゃないか! それはともかく、ホンマンが本気でクレイジーになっていたら、ヒョードルもあわや・・・という印象を受けた試合でもあります。2度目の十字でホンマンがタップした時は、そんなに深く極まってないように見えたのですが、別アングルのカメラから見たら結構な角度で曲がってましたね。あれは痛そうだ・・・。
第七試合 桜井”マッハ”速人○(2R 判定3-0)●長谷川秀彦
今大会のワーストバウトと言っても良いような気が・・・。見どころもなく、お互いのいいところも全く見せられず、カードの発表が早かっただけに、主催の思惑もなにかあったはずなのですが、どうしちゃったの? って感じです。他の日本人選手にも言えることですが、試合の出来ない期間が長いっていうのは、観客の想像以上に感覚を鈍らせるのでしょうか。
第八試合 青木真也○(2R 判定3-0)●チョン・ブギョン
TV局の都合でメインに繰り上がった第七試合。相手がカルバンなら、それもよかったでしょう。青木選手なら、最後はキチッと極めてくれるだろうと期待していたのも束の間で、相手選手に十字をかけられそうになることも幾度か。結局、お互い極めきれずに、判定で青木選手の勝利となりました。この試合が終わった頃には新年を迎えていたかな? とにかく、疲れがどっと出た、そんな試合でした。お流れになったカルバンとの試合は内定しているようですし、その時には旧年中の鬱憤を晴らせるといいですね。
さて、名称こそ『やれんのか!』に変わったけれど、このイベントが『PRIDE』の熱と空気を持った大会であったことに間違いはありません。「桜の花の咲くころに、夢の続きを・・・」というメッセージの通り、私たちは『PRIDE』の意志を引き継いだイベントを再び観ることができるでしょうか。心して待ちたいと思います。
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