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「Y十M」第99話

 とても清々しいのです。

 そう、「柳生忍法帖」は、他の忍法帖と比較してみても引けを取らないくらい大層な数の死人や犠牲者が出ているにも関わらず、基本的に大団円なのです。

 復讐を誓った堀の女たちが、一人も欠けることなく本懐を遂げることは、全滅エンドの多い忍法帖シリーズの中では特例と言ってもいいくらいで、だから、「柳生忍法帖」は、こうも明るくて清々しいのです(続編と言える「魔界転生」でも、娘3人と弥太郎が生き残りますが、「柳生忍法帖」のラストの印象とはほど遠く、忍法帖特有の空虚さに包まれているのは、主人公である十兵衛の苦悩・煩悶のせいかもしれません)。

 いよいよ、「Y十M」も残すところあと1話のみとなりました。

 「柳生忍法帖」の原題である「尼寺五十万石」を、今話の章題に持ってきたように(最終回の章題が”アレ”として、当初からの予定通りだったのでしょうか)、原作ファンが拍手喝采をしたくなるような最終回を、期待してしまってもいいですよね。

 

 

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