「アメリカンギャングスター」
リドリー・スコット作品が好きなので、「アメリカンギャングスター」を観るのは当然の流れだと思うのですが、買うほどのことはなかったかな(しかも3枚組のバージョン・六千円)、というのが正直な感想。同じリドリー・スコット×ラッセル・クロウなら、「グラディエーター」のほうが数段よかったです。
まず予告編で受けた印象と、本編の内容がまったくかみ合っていなかったのが、非常に悔やまれます。そもそも映画のコピーが、「その道を進むなら、このおれ(ラッセル・クロウ)を倒して行け」というものなのに、主演の二人が直に言葉を交わすのが、映画ももう終わろうかという時間だというのがいただけません。まー鵜呑みにするほうにも責任の一環がある、というのならもう何も言えませんが・・・。コピーと予告編を見た人が、ジョン・ローン×ミッキー・ロークの、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のような映画を想像するのは、それほど飛躍ではないはずです。
実話に基づく限り、あまり映画的な展開を期待してもいけないのでしょうが、それにしても予告がもう少し映画の内容を示してくれていたのなら、評価はもっと違うものになったと思います(映像と音楽はよかっただけに・・・)。劇場公開版より18分長いとかいう別バージョンを観れば、また感想も変わってくるのかなー。
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