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「クローバーフィールド HAKAISHA」

 劇場公開時に観に行けなかった「クローバーフィールド HAKAISHA」を鑑賞。

 日本の怪獣映画に望んで観ることが叶わなかった映像を、この映画でたらふく観ることができた、という一点だけでも評価したい作品です。結局、謎だらけのままで終わってしまうというところが、この映画の作風を表しているのでしょうし、続編ができて、今度こそモンスターVS米軍の戦闘を主眼に置いたSF映画になったとしても、それはそれでアリだと思うのです。

 意外だったのは、HAKAISHA=モンスターの出てくるカットが、想像していた以上に多かったということで、てっきりラストまでモンスターの全容がわからずに物語が進むと考えていたので、この正体の知れないHAKAISHAが頻繁に画面に登場することにより、かえって緊張感が薄れたかな、という思いがあります(クライマックスの大写しは、むしろ無くても良かったような気が・・・)。

 それにしても、副題の”HAKAISHA”というのがいかにもB級っぽくて、なんで付ける必要があったのか理解に苦しんでいたのですが、ウィキを見ると、製作のJ・J・エイブラムスの指示によるものであったようです。この映画をつくるきっかけになった「ゴジラ」へのリスペクトが感じられますが、日本人ももっと「ゴジラ」を評価する必要があるのかもしれません。

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