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2008年10月

「魔界転生」への招待

 27~28日の二日間で和歌山に行って来ました。

 私の行くところですから、大方の予想はつくと思うのですが、それでも多少のイレギュラーがあって、法隆寺(通り道にあったので無理やり寄った)→粉河寺→根来寺(ここまで一日目)→和歌山城→紀三井寺→スーパー駅長「たま」に会いに和歌山電鉄貴志駅(二日目)というルートに。

 時間の折り合いが難しく(早く回らねばと思いながらも、行く先々でついつい長居をしてしまう)、無理をすれば道成寺→三段壁もあったかもしれないのですが、どのみち青岸渡寺へ行くのが困難な道程だったので、次回の和歌山旅行へと(時期未定)持ち越しです。

 写真の整理等がついたら記事として書く予定です。まあ、スーパー駅長「たま」を含め、写真もいっぱい撮れたし、お泊りも一年ぶりくらいだったので、総括して楽しい旅行となりました。

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「カルドセプトDS」 ③

 Wi-Fi機能を使って初の対人戦をしました。

 1戦目は2人対戦、2戦目は3人対戦で、どちらも序盤は快調だったのですが、2戦2敗という残念な結果に終わりました。この逆転劇が「カルドセプト」の面白い所でもあるのですが、オールドウィロウを配置されて、対抗するすべを持たないデッキで、魔力を吸われ続けるのはとかく悲しいです。

 その試合では、僅差で、オールドウィロウを配置したプレイヤーさんとは別のプレイヤーさんが勝ちましたけど・・・・・・魔力の設定や、マップの構成や、カードの引きが複雑怪奇に絡んで、静かな展開ながらとても白熱した試合となったのでした。

 また、やろうっと。

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「カルドセプトDS」 ②

 ストーリーモードクリアしました。

 CPUキャラのAIがだいぶ賢くなっているような・・・サイコロの目が悪かったり、余計な侵略をされたりで、一筋縄ではいかない場面もしばしばでした。クリアできたから良かったものの、やはり最終面は長丁場できつかったなあ。

 これからはひとり対戦でカードを集めたり(まだ半分も集まっていません)、デッキの再構築をしたり、Wi-Fiで対人戦に挑戦してみようか、というところです。

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風太郎祭で逢いましょう

 今月の25日から催される予定の第6回風太郎祭には、菊地秀行先生の講演に日程を合わせて、来月22日に行くことに決めました。

 菊地先生の作品は、最近めっきり読むこともなくなりましたが、一時期「吸血鬼ハンターD」や「魔界都市新宿」シリーズに嵌っていたこともあり、菊地先生の講演があるからこそ、日程を変更したという感じにもなりますか。―――まあ、もともと今年は行く気満々でしたので、せっかくの機会だし、色んな部分で楽しんでみたいという気持ちが大きいのも確かです。

 気がかりがあるとすれば、会場に人が多く集まりすぎて、入場者制限がかかり、せっかくの講演が聴講できないという事態が生じる可能性があるのではないか、ということなのですが、記念館の事務所に問い合わせたところ、ホール自体の収容人数は300人ほどだということですので、その心配は無用のものなのかもしれません。・・・・・・逆に少なすぎても泣くし。

 講演の前に記念館を見学して、講演が終わったら関宮町の風太郎ゆかりの地を回って帰路に着く、というスケジュールになりそうです。紅葉も楽しみな時期ですが、なにはともあれ、良い天気でありますように・・・。

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「カルドセプトDS」

 ・・・・・・10周年だそうで。

 このシリーズは新作が出るたびに買っています。システム面に大きな変更もなく、多少のカードを追加するだけで、ここまでひっぱれるのは偉業だと思います。

 うちではXBOX360版からネット対戦できるようになって、対人戦の面白さも一際でしたので、今回のDS版もカードの種類が揃ってきたら挑戦してみるつもりです(もちろん、ずるは無しですよ)。

 それにしても、ストーリーモードの顔ぶれは毎回同じなので、さすがにこっちはちょっといじって欲しかったなあ。ゼネスとかセバスチャン(withポコポコ)とか、コーテツとかもうお腹いっぱいだわ(笑)。

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「チーム・バチスタの栄光」

 ドラマの第一話を観て、続きが気になったので、映画版のDVDをレンタルしてきました。

 ・・・・・・とはいうものの、2ちゃんの糞スレのせいで犯人が誰だか判ってしまっていたので、殺害方法と動機を確認するための鑑賞となったのが残念です。

 えー、いきなり田口の性別がTV版と違います(原作では男のようです)。知らなけりゃ別にどうということはありませんが、これはどうしても必要な改変だったのでしょうか? 恋愛要素はありませんので、性別変更の理由がさらに不可解に。

 ―――阿部寛がまた変な人の役を(笑)。

 終盤で、真犯人とは別に、ひっかかっていた描写の説明がなされて、そこは素直に感心しました。わずかにミステリーっぽい箇所が残ってて良かったです。

 殺害のトリックに関しては、専門家が観たらなるほどと思うのかな? 知識の無い人にはさっぱりな方法でしょうね。

 動機については愕然を通り過ぎて、あきれ返るくらいの身勝手さですが、そこが逆に怖かったです。

 TV版は原作とは違うラストだという話なので、まだ興味を残すものとなっていますが、犯人を変更したら、成り立たなくなるんじゃ・・・原作読んでみようかなあ。

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斬り結ぶ刀の下ぞ地獄なれ

 赤城毅著「隻眼の狼 時の剣」読了(以下ネタバレもありますので、未読の方はご注意を)。

 柳生十兵衛(主人公に非ず)がいて、宮本武蔵がいて、天草四郎がいて、柳生宗矩がいて、柳生兵庫助がいて―――山田風太郎の「魔界転生」をこよなく愛する者にとって、これほどの顔ぶれが揃う作品が楽しくないわけがないのですが、時代劇の体裁をとっているとはいえ、こちらの本質は「仮面ライダー」シリーズのような、等身大のヒーローもので(主人公の敵方に、蝙蝠男や蜘蛛男、蜥蜴男が出てくるあたり、ねらっているとしか思えない)、よく言えば王道、悪く言えば単調なストーリーに、少々肩透かしを喰らった気分になりました。

 この作品の柳生十兵衛は、最初から最後まで悪役を貫き通しているのですが、没年に修正が入っているとはいえ、主人公が不老不死という設定では、いかな超人的な描写をされようと、柳生十兵衛が勝てる道理はないわけで・・・これが小説ではなく、コミックかなにかであったなら、もっと満足のいく感想を得られていたかもしれません。

 ただひとつ、気に入ったところといえば、「マクベス」を朗じる柳生十兵衛の描写かなあ。続きがありそうな終わり方をしていましたが、柳生十兵衛亡き世界となっては、後日譚に興味が湧かないのも事実なのです。

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黒い柳生十兵衛

 「殺戮にいたる病」を読み終えて後、咄嗟に片付けなくてはならない小説がなくなったので、書店で次に読むべき本を物色していると、新刊コーナーで「隻眼の狼 時の剣」というタイトルの時代小説が目に留まりました。

 隻眼=柳生十兵衛という脊髄反射につられて、その文庫本を手に取り、裏表紙のあらすじに目を通したところ、柳生十兵衛・宮本武蔵・徳川家光の名前が。「・・・ビンゴォ!」と期待に胸躍らせながら、あらすじをよくよく読んでみたら、

 ―――恐るべき力を持つ妖術師と手を組み、大乱を起こさんとする十兵衛。その野望を祭之介の剣は打ち砕けるのか?

 ・・・・・・・・・・・・って、どこの荒山徹ですか。

 この小説の作者の、赤城毅という方の作品は今まで読んだ事はありませんでしたが、まあ偶には黒い十兵衛が出てくる話もよいか、ということで購入を決定。ちょうど荒山徹先生の「柳生陰陽剣」(「柳生雨月抄」改題)も置いてありましたので、こちらも買って帰ることにしました。

 これとは別の日に、歌野晶午の「世界の終わり、あるいは始まり」も購入したので、またゆっくりと時間のあるときに楽しむ予定です。

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「秀吉はいつ知ったか」

 筑摩書房刊行の「秀吉はいつ知ったか」が、近所のどの書店にも置いていないので、仕方なくアマゾンで注文することに(取り寄せでもよいのですが、取りに行くのが面倒・・・)。

 ついでにオーディオブックCDの「甲賀忍法帖」も買ってみることにしました。CD5枚組みで、各1時間くらいの収録内容ということは、原作小説すべてを朗読できているというわけではないのかな? それはそれで、構成がどうなっているのか、興味のある部分ではあります。

 何年か前にあった、ラジオドラマの「妖異金瓶梅」も結局聞きそびれたので、こういった形で発売されてくれるとファンとしては楽しいのですけどねえ。―――いや、いっそのこと、「忍法相伝」をオーディオブックにするという企画はどうでしょうか(笑)。

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「柳生一族の陰謀」2008年版

 そもそもこれっていつの設定なんだろうかと疑問に思い、徳川秀忠の没年を調べてみたら、1632年とありました。これだと十兵衛の年齢が25くらいなので、渋みが出てくるのはもう少し後のことですかねえ。そういう意味では上川隆也の起用は良かったとも言えるでしょう(驚いたことに当の上川氏は40代のようですが)。

 まあ娯楽性重視の深作欣二監督「柳生一族の陰謀」のリメイク版ですから、歴史年表と照らし合わせるというのも野暮な話です。いきなりクナイを投げつける根来衆頭領の出迎えが笑えますが、こういう2時間枠くらいのSP時代劇って、半年に一回くらいはテレビで観たいものです。

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