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黒い柳生十兵衛

 「殺戮にいたる病」を読み終えて後、咄嗟に片付けなくてはならない小説がなくなったので、書店で次に読むべき本を物色していると、新刊コーナーで「隻眼の狼 時の剣」というタイトルの時代小説が目に留まりました。

 隻眼=柳生十兵衛という脊髄反射につられて、その文庫本を手に取り、裏表紙のあらすじに目を通したところ、柳生十兵衛・宮本武蔵・徳川家光の名前が。「・・・ビンゴォ!」と期待に胸躍らせながら、あらすじをよくよく読んでみたら、

 ―――恐るべき力を持つ妖術師と手を組み、大乱を起こさんとする十兵衛。その野望を祭之介の剣は打ち砕けるのか?

 ・・・・・・・・・・・・って、どこの荒山徹ですか。

 この小説の作者の、赤城毅という方の作品は今まで読んだ事はありませんでしたが、まあ偶には黒い十兵衛が出てくる話もよいか、ということで購入を決定。ちょうど荒山徹先生の「柳生陰陽剣」(「柳生雨月抄」改題)も置いてありましたので、こちらも買って帰ることにしました。

 これとは別の日に、歌野晶午の「世界の終わり、あるいは始まり」も購入したので、またゆっくりと時間のあるときに楽しむ予定です。

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