「山田風太郎記念館」にて③
○ 開会挨拶 小谷 史郎氏
○ 記念スピーチ 原田 裕氏
○ 記念講演 菊地 秀行氏
○ 閉会
「山田風太郎記念館」HPの案内では、13:00会場・13:30開演となっていたのですが、実際は13:00開演と、30分早まって、おかげでお昼ご飯を食べそびれるという。(´・ω・)
記念スピーチの原田氏は、デビュー直後の山田風太郎の担当者であり、半世紀以上山田先生と家族ぐるみのつきあいをされていたそうです。また、このたび刊行された、「橘傳來記」の出版元である、出版芸術社の社長さんでもあります。本の宣伝をたくさんされていきました。でも、ほんとうに、よくぞこのタイミングで「橘傳來記」を刊行してくださったものと、感謝に耐えません。
菊地先生の講演は、「私と山田風太郎―作家をつくった作家―」と銘打ったもので、1時間半近くにも及ぶ内容となりました。「忍法帖についてのみ話す」という前置きをしたうえで、いかに山田風太郎の忍法帖シリーズが、自分の運命を決定づけたか、熱弁をふるわれ、映像化された忍法帖のうち、わずかにまともなものは「魔界転生」のみとも言い、この人となら、3軒は忍法帖の話題のみで居酒屋をハシゴできる、と確信しました(笑)。
講演後に質問コーナーがあったのですが、このときなぜ勇気を振り絞って、「菊地先生と山田先生が合作されたとして、山田先生の書く柳生十兵衛と、菊地先生の書く柳生友矩が対決したら、どちらが強いと思いますか?」という質問をぶつけることができなかったのか、今になって後悔することしきりです。
・・・・・・菊地先生からしてみたら、迷惑な質問でしょうが。
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