忍法帖の世界④~根来寺
―――根来寺といえば、根来忍法僧。忍法帖ではいまいち華のない(むしろやられ役)彼らの本拠地が、ここ和歌山にあろうとは。
根来という単語にはピンときても、敵役としての存在以外では本当に薄ーい印象しかないもので、うっかり見過ごす所でしたが、「魔界転生」にも次のような記述がありました。
【和歌山から紀ノ川に沿うて東へ四里。その紀ノ川の北岸に、岩出という村がある。その北側の小さな丘の竹林の中に、山伏たちがむらがっていた。ここからみれば、紀ノ川とならんで、東西に紀伊国を切る街道を見下ろすことができる。
根来忍法僧たちであった。
彼らの本拠根来寺は、この村から二里、すぐ北へ入ったところにある。】
歴史は古く、国宝の大塔や庭園が有名のようです。
この門から忍法僧が駆け出してくる様を思い浮かべると、ぞくぞくしてきます(やられ役的な意味で)。
境内。ひと気は少なく、敷地の手入れもあまり丁寧と見えないのが、この寺の荒々しい気風を物語っているものか、と勝手に妄想。
池の景観は風情がありました。花の綺麗な季節には、また違った様相を見せることでしょう。
・・・・・・ちょw。「修行中」はいいとして、これって、あれですか。
残念ながら、この日は大塔の補修中で、間近で見ることは出来ませんでした。
駐車場にはやたらたくさんの野良猫がいて、タクシーの運転手さんが弁当のおかずを分けていました。エサ目当てと知りつつも、それなりになつっこくて可愛い。自分がコーヒーを飲んでいる間に、彼女がひざに乗った猫をおろそうとしたら、背中に回りこんできたそうです(笑)。
境内には怪我を負ったシロネコがにゃあにゃあ鳴いていましたが、社務所の人は完全無視でした(珍しくも無い事なのでしょう)。
最後に、根来忍法僧が活躍する忍法帖で、一番好きなのは、やっぱり「伊賀忍法帖」です、先生!
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