西国第三番札所(忍法帖の世界③)~粉河寺
今回の和歌山行きで最後まで悩んだのが、行き先の選定でした。山田風太郎の「魔界転生」の舞台となった史跡・名所をめぐるという野心は数年前からあったのですが、あのだだっぴろい紀伊半島を1泊2日で回るのはとても無理な相談で、青岩渡寺→三段壁の道のりの遠さを地図を見て改めて思い知り、最終的に和歌山城を中心とした「魔界転生」の舞台を巡るということで落ち着きました。
柳生→伊賀上野は以前に数回行っているので、いわば「魔界転生」ツアー・第二弾となります。いつになるかは判りませんが、今回の目的地から外した青岩渡寺→三段壁→道成寺を第三弾として、この大いなる目論見は達成されるはずです(笑)。最初から休みを3日とって行けよ、というのは”無し”で・・・。
さて、和歌山までの道程は、自宅から400キロという距離さえのぞけば、比較的順調なもので(9割方、高速道路での移動だったせいもありますが、なによりナビの存在がでかい)、粉河寺への到着予定時間が1時間近くも早まりそうになったため、急遽通り道にあった法隆寺への寄り道を決めたくらいです。
その寄り道のはずだった法隆寺での滞在時間が存外に長くなってしまい(見応えありすぎるでしょ、あそこ)、粉河寺に着いたのは、午後一時を少し回った頃でした。
まず駐車場を探します。山門の50メートルほど手前に、個人経営の駐車場を見つけたので、ひとまずそこへ。ほぼ満車状態でしたが、ちょうど一台抜けたところで、「ラッキー」と思いつつ、少し狭いスペースに止めようとひいこらしていると、先に降りた彼女が、「こっちのほうが広いって!」と声をかけてきました。見ると、駐車場のオーナーさんが出てきていて、奥のスペースへと誘導してくれました。
―――で、ここで意外な生き物に出会う。「わ、びっくりした」という彼女の視線の先にあったものはというと。
聞くと、他にもカラスがいるといいます(確認できたところでは鶏と、犬も2匹いました)。こんなに間近で見る機会も少ないし、まず飼っている人が知り合いにいないから、ちょっと得した気分になりました。
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