「パラドックス13」
東野圭吾著「パラドックス13」読了。
ほぼ一日で読みきったので、それなりに力のある内容であったと思います。
本に巻かれている帯の文面と、作者の経歴から、崩壊した世界での謎解きミステリーみたいなのを想像していたので、最後までSFだったのは、逆の意味でやられた感がありましたが、生き残った(?)13人の、それぞれの人生は、山田風太郎の「修羅維新牢」を思い起こさせるよすがともなったのでした。
最近は、剣豪ものかミステリーしか読んでいなかったもので、たまにはこういうのもいいかな、と思いました(なぜその13人を残して一切の人間が消えたのか、構造は誰にでも推測できるのですが・・・)。
よくよく考えたら、東野作品を読むのはこれが2作目で、「ガリレオ」シリーズとか、TVドラマや映画の原作者として、何本か観ている作家さんなので、わりと身近な感じがします。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「幽女の如き怨むもの」(2012.04.21)
- 「ミレニアム2 火と戯れる女」(2012.02.25)
- 「風来忍法帖」(2012.01.06)
- BLACK HOUSE(2011.12.11)
- 第2回山田風太郎賞(2011.10.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント