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「山風短」第二話

 「山風短」第一幕『くノ一紅騎兵』第二話。

 月刊誌なので、ページ数が多いです。週刊誌ペースのつもりで読んでいると、「このあたりで今週は終いかな」と思った先がまだまだあったりして、読み応えたっぷりでよいのですが、続きはまた一ヶ月先なのです。

 今回は、前半で上杉家の重臣5名が、大島山十郎の素性・目的を巡って談義をしていますが、こちら原作では地の文でつかわれているものを、うまく台詞に落とし込んでありますね。

 個人的に、

 【この五人の豪傑たちは、ひとかたならぬへそまがりのくせに、熱狂的な謙信ファンであることは共通している。それはむしろマニアにちかい。それだけにあの大島山十郎の

 「わたしは謙信さまが好きなのです」

 といった言葉がたんに心うれしいばかりでなく、その眼つき、息づかいから決してにせものではないことを感得したのだ。】

 という心情を、も少し絵で見たかった気がします。まあ、本筋にはまったく関係ないことながら、車丹波の台詞だけじゃ物足りないよ(笑)。

 ――そして、後半は直江山城守のご登場!

 初登場時は、ややおとなしめの様相に少々ひょうしぬけしながらも、愛の前立てをつけた兜を着用しての見開きページでは、さすがの貫禄! 

 チョコウエハースのカードにしてくれてかまわない!

 とはいえ・・・・・・ああ、やっぱり、この作品を題材に筆をとるのは、一年遅かったのではないでしょうか。しかし、この一年遅れた感じが、『くノ一紅騎兵』に似合っているともいえるかもしれません。

 

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