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「のぼうの城」

 いつか読まねばならんなあ、と考えていた和田竜著「のぼうの城」の購入に踏み切ったのを契機に、埼玉県行田市の忍城址に行ってきました。

 ――私からしたら、「風来忍法帖」の舞台、という意味合いが大きいわけですが。

 「のぼうの城」の、やけに派手な金ぴかの帯に、”映画化決定!”とでかでかと謳われていたので、地元もさぞや盛り上がっているであろうと勢い込んで訪れてみたものですが、まだ時期的に浮かれるのはちょっと早かったようです。

 これから、キャストやスタッフが決まっていくにつれて、徐々にお祭りムードになっていくんでしょうねえ。

 うーん、うらやましい。またしばらくしたら行ってみようかしら。

 ”甲斐姫饅頭”とか、お土産で売り出してくれれば、きっと買って帰ります。

 「のぼうの城」自体は、まだ最初の数章に手をかけたばかりです。甲斐姫が出てきたばかりのところ。作品そのものは読みやすいな、と思うのですが、「風来忍法帖」の麻也姫の印象が強いので、いろいろと比較してしまいそう。

 でも、こちらの主役はあくまで成田長親のようなので、この人物を中心にどう戦局が変化していくのか、読み進めるのが楽しみです(そういえば、何かのインタビューで読んだ気がするのですが、「のぼうの城」って、もともと映画化のために準備していた脚本を小説化したんじゃなかったでしたっけ?)。 

 さて、帰り道、「馬車道」という地元にはないレストランがあったのですが、嫁が鼻息を荒くして「袴! 袴!」というので、食事をとって帰宅することにしました。ここのお店のウエイトレスさんが、そうした格好をしているといった意味だったようで、料理を運んでくるウエイトレスさんを見つけては、頑張って観察しようとする嫁の姿に、ひとかたならぬ戦慄を覚えたものです。

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