« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

「凶鳥の如き忌むもの」

 「厭魅の如き憑くもの」「首無の如き祟るもの」に続く、三津田信三氏の”刀城言耶シリーズ”の文庫化をとても待ちきれそうになくなってきたので、現行で出版されている書籍でいくつか買い求めることにしました。

 原書房のミステリーリーグは、「水魑の如き沈むもの」まで読めるとはいえ、値段のことを考えると、少し負担が高くなるため、講談社ノベルスで・・・・・・と考えて書店に向かったのですが、「凶鳥の如き忌むもの」と「密室の如き籠るもの」の2作品しか刊行されていないようだという事情と、原書房の「凶鳥の如き忌むもの」には、書き下ろし短編の「天魔の如き跳ぶもの」が収録されているというのが決め手となって、講談社ノベルスで「密室の如き籠るもの」を、原書房で「凶鳥の如き忌むもの」を購入することにしました。

 おそらく、今後の展開としてミステリーリーグの残る2冊もいずれ購入することになるかと思います――けっこう、嵌っちゃったな、という感じで自分でも意外です(笑)。まあ、当然面白いから続きを読みたくなっているのだし、主人公の心のつぶやきにさえ目をつぶれば、自分好みの文章や世界観であることに変わりはないのですけれど。

 いま、ようやっと「凶鳥の如き忌むもの」の折り返し地点に差し掛かっています。にしても、これって”刀城言耶シリーズ”のれっきとした第二長編なのね・・・・・・文庫の「首無の如き祟るもの」が第2弾となっていたものだから、てっきり「凶鳥の如き忌むもの」は第三長編かと思ってました。「首無の如き祟るもの」が先に文庫化されたのは、ミステリーリーグで書き下ろし短編が追加されたせい、なのでしょうか。

 それはさておき、この物語も怪異と現実の融合が興味深く、どんな結末が待ち受けているものか、ついつい先を急いでしまうペースで読んでいるという次第です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「首無の如き祟るもの」

 三津田信三著「首無の如き祟るもの」読了。

 文庫の帯に、”刀城言耶”シリーズ第二弾にして最高傑作! とか謳っているから「おいおい、本当か・・・・・・」と、半ば疑念を抱きつつ読んだのですが、そんな諸々の懸念を十分に吹き飛ばしてくれる内容で、満足する読後感を得ることが出来ました。

 ノベルスと違って文庫版には、事件が発生する村や、犯行現場の見取り図が挿入されているそうなのですが、今回は不可思議な構造を持つ【栄螺塔(さざえとう)】が、昨年福島を旅行したときに見た【栄螺堂】とそっくり同じ構造をもつ建物だということで、文章だけで想像するよりは、遥かなリアリティをもってイメージをつかむことができたため、多少評価のポイントが上がっております。

 ただ、ホラー度は前作の「厭魅の如き憑くもの」の方が、いくばくか上だったような気がしますが。

 この本を読む前に、第10回本格ミステリ大賞を歌野晶午氏とともに受賞されたという記事を読み、「首無の如き祟るもの」を読み終えたいま、これ以上のものがまだあるのか! という期待に大きく胸を躍らせているような状態ですが、とても文庫化まで待てないので、いっそのこと、残りのシリーズ全部そろえちゃおうかしら・・・・・。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「49th静岡ホビーショー」

 「静岡ホビーショー」に行ってきました(今日じゃなくって、金曜の業者日に行く事ができたんですけど、一般公開日の混雑具合はどうだったんでしょーか)。

Photo ←ランボルギーニカウンタックの実車と模型の2ショット。間近で見ると、本当にスーパーカーだなあ、という気がします。

_02 ←山下しゅんや氏のイラストを立体化。

_01 ←まさかのパンパカパンツ出展。静岡以外でも認知度があがってきたらしく、同行した嫁は舞い上がってフェイスタオルを購入しておりました。

_01_3←これもよもやの軍艦島。ターゲットは誰で、なにを目的に購入するのか?

_01_4

New_01 ←アイマス戦闘機は新作も公開。ええい、真はまだか!

_01_5  ←東静岡駅で工事が始まった等身大ガンダムのイメージ。

_02_2

_01_6←ちなみに実際の工事現場はこんな感じでした。やっと足が組みあがった模様。

_02_3 ←それほどガンダムファンではない私ですが、現物をみるとそのスケールにやっぱりワクワク。お台場でみれなかったから、完成が楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル 」

 かなり遅れてTVシリーズにはまったクチですが、劇場版新作を観に行ってきました。

 相変わらずのゆるさに安心するも、内容は意外とシリアスで、物語の核心となるトリックの真相は、やや重苦しいものでしたが、小ネタも含めて10周年の集大成という感じで、たまには大画面で観るのもいいなー、という気持ちにさせてくれます。

 爆笑、とまではいかないけれど、細かいところでニヤニヤさせてくれるのは、「矢島美容室」にはなかったものです(まあ、比べるようなものでもありませんが・・・ちなみに「矢島」はGW中に2回目を観て、ようやく全容を把握しました。1回目より、あらすじを知っていたせいか、眠気にも襲われず集中してみれたのは幸せだったかも)。

  ---映画の話題ここまで---

 さて、映画の時間待ち中に手に取った、週刊「池波正太郎の世界」によると、地元に”藤枝梅安生誕の地”の立て看板が掲げられている神社があるというので、早速見に行ってみることに。

20100508_fujieda_01_3

 藤枝の商店街に鎮座する神明宮のわきにある、稲荷社にその看板はありました。

20100508_fujieda_02

 灯篭や草で隠れてよく見えませんが・・・・・・掻き分けて見入れば、『池波正太郎 小説 藤枝梅安の生地』という文字が読めます。地元の有志の方によって立てられたとかで。

 「池波正太郎の世界」を読まれてここを訪れたファンの方は、ちとがっかりするかもしれませぬ。大作家の遺した、メジャーな登場人物ゆかりの地なのだから、もう少しなんとかできないものかと、市民としては思うわけです。

 ところで、過去にも書きましたが、藤枝は「甲賀忍法帖」の道中にも登場し、薬師寺天膳最期の地となった場所でもあります。作中では荒れ寺となっていましたが、あの場所が実在の場所とリンクすれば、聖地として認定され、観光に訪れる人も出てくるものでしょうか?  

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ノーモア☆ヒーローズ 英雄たちの楽園」

 買ってからしばらく積んでおいたのをプレイすることに・・・・・・ネット上の評判そのままで、笑うしかありません。

 ロード時間が長いのはまだしも、フリーズするってえのはなあw

 プレイ時間2時間ほどで、ランキング9位戦まで進みましたが、その間読み込み中のフリーズが一回だけだったのは、ましなほうなんだろうか。ともかく、今月中旬にパッチがあたるそうなので、それまでは放置しておくほうが賢明なようです。ゲーム自体、ちょっと操作が微妙な感じがするので、売ってしまってもいいんだろうけど、「スパⅣ」や「メタルギア」があるので、先にそちらに手をつけることにします。

 なんか、「レンタヒーロー」思い出しました。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »