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《日下三蔵氏の話を聞く集い》①

 8月26日に、山田風太郎記念館で催された《日下三蔵氏の話を聞く集い》に行ってきました~。

 記念館に行くのは、昨年の風太郎祭以来なので、およそ9ヶ月ぶりです。都合3回目の訪館になりますが、記念館までの距離と、年に1回というペースを考えると、我ながら少し異常な凝り様ではないかと思います。

 とはいえ、幸か不幸か、もともと予定されていた会議の日程が繰上がって、《日下三蔵氏の話を聞く集い》に参加することができたのですから、これはもう、

 ――そんなに気になるなら、行っちゃえYO!

 という、天の思し召しだったに違いないのです。

 さて、同行した嫁の要望で、記念館へ行く前に、ホビー系の商品を取り扱っているリサイクルショップを回ることになっており、1件目は、京都府福知山市のじゃんく堂というお店で、こちらについては取り立てて記載するべきこともないのですが(何件か各地の同様の店を回っていますが、金額が高めという印象)、そこから宿を取った朝来市までの道中で、なにやらゼッケンをつけたサイクリストを追い越しまして、そのときはただ、夏休みを利用して、日本一周を目指しているのだろう、という認識しかなく、すぐにその邂逅すら忘れてしまうことになるのですが、これが後にちょっとした出来事をもたらします。

 朝来市には午後2時前に到着。

 早めのチェックインをして、記念館のある関宮町へ向かうことに。《日下三蔵氏の話を聞く集い》は、閉館後の5時からとなっており、ホテルから記念館までは車で40分ほどの道程なため、少し時間を調整することにしました。リサイクルショップ⇒ダイソー⇒道の駅と、記念館到着目的時間の4時半を目処に、寄り道をしていきます。

 記念館着は、予定通りの4時半となりました。家を出たのが、午前4時だったので、時間だけ見れば、12時間かけての記念館入りです。

 いつも来館するのが、11月の寒い時期で、記念館駐車場の大銀杏の葉も、黄色く色づいているのが私にとっての”普通”だったのですが、残暑の厳しいこの時期、大銀杏はいつもと違って、青々とした葉を茂らせています。

 記念館に入り、名前を告げると、「遠いところから、ようこそおいでになりました」と声をかけられました。、《日下三蔵氏の話を聞く集い》の問い合わせをした折に、電話での応対をしてくださった方のようです。挨拶をし、会員の更新と、新刊の購入をしました。

 このとき、談話室のテーブルで、有本氏と話をしている男性がいて、2年前、菊池先生が来館されたときに同じ光景を見た自分は、

 (・・・・・・ああ、この人が、日下三蔵氏だな)

 と、すぐに思い至りました。名前だけは知っていたけれど、ご本人を目の当たりにするのは当然のことながら初めてです。どんな話が聞けるんだろう、と考えながら、5時までのおよそ30分間、常設展示室を見学することにして、《日下三蔵氏の話を聞く集い》の開始時間を待ちます。 

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