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2010年12月

「忌館」

 前回の記事で「忍びの卍」と「忍法八犬伝」を購入したと書きましたが、実は他に三津田信三の「忌館」を買っていて、いまはそれを読み始めたところです。

 「忌館」を買ったのは、今月に出た同じ作者の「作者不詳」がなんとなく読んでみたくなったからで、それならばいっそシリーズものの定石として「忌館」から順番に読んでみよう、という心持になったからです(「姑獲鳥の夏」を読む前に、「魍魎の匣」~「絡新婦の理」を読んでしまった愚を再び起こさないため、ですね)。

 まー、実際どの程度の繋がりがあるのかは、全て読破してみないことには判らないのですが、三津田氏の特徴として、順番に読んでいったほうが、まず事故はないことでしょう。去年の暮れも三津田氏の本を読んで過ごした記憶があるので、今年の暮れも「忌館」を読みきる気でいきたいと考えております。

 年内はもう更新する機会がなさそうですので、このブログにお越しいただいている皆様、どうぞよいお年を。それでは、また2011年に。

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【山田風太郎ベストコレクション】

 角川文庫【山田風太郎ベストコレクション】の新刊「忍びの卍」「忍法八犬伝」を購入。

 このシリーズで刊行される作品は、すべてなんらかの形で持っており、解説も再録ばかりなので、田島昭宇氏のカバー以外は新しいものがなく、もともと購入する予定はなかったのですけれど、すでに「戦中派不戦日記」「幻燈辻馬車」「風眼抄」を所持しており、来年刊行される分をこのままの流れで購入していくとなると、7~9月に刊行された未購入分も揃えないわけにはいかなくなってくるでしょう。角川の術中に嵌まったと言えなくもないですが、いやはや、自分でもあきれるほどの蒐集者ぶりです。

 さて巻末の日下氏の解説によれば、「忍びの卍」の文庫化は意外や2度目ということで、思い返してみれば、自分も前回の角川文庫版で20年ほどまえに1度読んだきりという状態です。かたや「忍法八犬伝」は、刊行回数も忍法帖シリーズの中ではトップクラスを誇るということで、幻の傑作と超人気作を同時に刊行するこの【山田風太郎ベストコレクション】には、編者や出版社のかなりの本気が窺えるのです。

 20年ぶりに、本当に久しぶりに、「忍びの卍」を堪能するといたしましょう。

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智恩寺の猫たち

 10月に山田風太郎記念館へ行く前に寄った、天橋立で有名な宮津市の智恩寺で見かけた猫たちです。

_01  文殊堂でお守りやらを漁っていたときに出くわした猫。どうやら直前まで病気をしていたみたいで、かなりやせている様子でした。臭いがちょっと獣くさかったですが、とても人懐っこく、膝の上に乗りたいような素振りを見せていました。乗せてやれば良かったかなー。

_02

_03  それぞれ同じ堂内に居た猫たちです。怪我をしていたりして、基本野良猫なのでしょうが、餌にも不自由せず、それなりに快適な生活をしているのでしょう。

 ・・・・・・智恩寺は、「三人寄れば文殊の知恵」で有名な寺だそうですが、由来がさっぱりです。黄金閣と称される山門が立派でしたな。

Photo_2  さて、こちらは智恩寺の対岸に位置する元伊勢籠神社で見かけた、狸ともつかぬ生き物。自信はないのですが、ハクビシンではなかったかと思うのです。

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【山風短】第二幕「剣鬼喇嘛仏」第六話

 月マガ買い逃したかと思っていたら、今日が発売日だったようで――。

 ともかく、今回は武蔵の顔がヤバ過ぎです(笑)。

 与五郎の、武蔵に対する想いとは対照的に、なんともギャグ風味の武蔵が新鮮でもあり、漫画の描写力の偉大さというものを改めて思い知ったような気がします。

 第一幕の「くノ一紅騎兵」は大島山十郎を筆頭とした”動”の描写に魅せられることが多でしたが、この第二幕は、登場人物の表情の豊かさが大きな見所ともなっているのではないでしょうか。与五郎に、

 「あのときの要領でもう一度やってみせよ」

 と言われたときの登世の表情といったら、もう!

 やっぱり、山田風太郎先生とせがわまさき先生の相性は抜群のようです。次回はいよいよ第二幕の閉幕となりますが、次なる第三幕でも「剣鬼喇嘛仏」以上の原作との融合を期待してしまうのです。

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嫁の護国活動。

プロフィール更新しました。

最近嫁が『my日本』という所でアカウントを取って日記を書いているらしいです。

※登録しないと見れないようなのでご注意を…

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「悪の教典」

Photo  

 【第1回山田風太郎賞受賞】の帯に惹かれて、「悪の教典 上・下」を購入してしまいましたー(あはは)。

 【このミス1位】【週刊文春1位】の文字の方がでかいのが、なんとも腑に落ちない仕様ではありますけれど、第1回目ということですから、本の販売を促進するためにはこれは致し方のないところでしょう。

 「クリムゾンの迷宮」を読んだ限りでは、貴志先生の作風は、自分には割りと合っているようでしたので、なにはともあれ、これから「悪の教典」に手をつけるのはとても楽しみなことなのです。

Photo_2

 全然関係ないですが、先日中野まで「ドラゴンボール ZENKAI バトルロイヤル」のロケテを見に行った際、【富士そば】でかねてから念願の”富士山もり”を食べました。写真だとあまり多そうに見えませんが、3玉分あるらしいです。

 腹が空いていたので楽勝かなと思って注文したはいいのですが、味が最後まで変わらないため、完食には結構苦労しました。

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「モンスターハンターP3rd」①

 発売日に買えなかったので、「まあ、いま手に入ってもやるヒマないしー」とやや斜め気味に考えをもっていったところ、なんとなく手に入りそうな予感がして寄ってみたヤマダ電機にて大量に入荷しているのを発見し、無事にGETすることができました(これが12/3の話)。

 プレ値で買い取りしてる店があるので、2本買おうかと思って聞いてみたら、さすがに「お一人様一本まで」と断られましたけど(2本買えたら、嫁さんと一緒にやろうとも考えてたんだけどね――ちなみに嫁さんはランポスに蹴り殺されるくらいの腕前で、アイルー村でやっとなんとかなるレベルです)。

 (しかしアレですよ、いくら欲しいと思っても、プレ値で買うもんじゃないよ~)

 まだ☆1のクエストさえ全部クリアーしていない進行状態ですが、オトモアイルーの可愛さだけは存分に堪能できています。毎度のごとくハンマー一本で始めてみたけれど、あの新顔の熊さんはどのくらいの強さでしょうか・・・・・・ドキドキ。

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