奈良を喰らう①
先週末、奈良に旅行へ出かけた折、かねてから気にかかっていたお店に行ってきました。
その名も「川端風太朗」。ちなみにケーキ屋さんです!
店名だけでもうお分かりかと思いますが、我らが山田風太郎先生の名前が由来となっているそうで、「川端風太朗」さんのHPを見ると、お店の紹介に下記のような記述があります。
【ちなみに川端風太朗というのは屋号で、社長の名前ではありません。作家の山田風太郎さんの生き方に憧れてつけさせていただきました。山田風太郎さんの奥様や娘さんにご来店いただいたこともありまして店内にはその時いただいた山田風太郎さんの作品がありますのでどうぞご覧ください】
店舗外観と、店舗入り口に掲げられた看板。
山田風太郎の名前を冠したお店がある、という話は実は数年前からキャッチしていて、いつか行こうと思っていたのですが、どこからの情報だったかよく覚えておらず、しかもそれがケーキ屋さんだった、というのはここ数ヶ月のうちに知った事実でした。でも甘いものは大好きなので、「それならばなおのこと」と更に行く気が漲ってきたという(笑)。
車での移動なのでテイクアウトはせず、店内でいただいていくことにしました。
私の注文したのは、風をイメージしたという、その名も“風”(こちらはいくぶん名前で選んだところがあります)。
同行の嫁が選んだのは“フルーツショート”。
お店のこだわりは季節の旬の果物を使うということだそうで、素材の美味さは当然のことながら、パイのサクサクした歯ごたえや、甘さ控えめのクリームとのコラボレーションは、まさに絶妙! の一言でした。
ショーケースに並べられた他のケーキもとても旨そうでしたが、昼食前ということで後ろ髪を引かれる思いながらも追加オーダーをぐっと我慢し、次の機会にとっておくことにしました。ただ、せっかくなので保存のきく焼き菓子を、数点お土産に買って帰ることに。
帰り際に、気になっていた【風太郎先生の奥様からいただいた作品】というのが何であったのかが判明しました。てっきり先生の描いた、書または絵の複製(もしくは原本)でも飾ってあるのかと考えていたのですが、待ち時間や喫茶コーナーで読めるようにと著作が数点置かれていて、その中には最新刊の「風さん、高木さんの痛快ヨーロッパ紀行」も含まれていたのでした。
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