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山田風太郎記念館/2011・夏

 第八回風々忌のあと、午後の貴志先生の講演会までの時間を利用して(3時間ほど)、一路豊岡へ向かいました。

 目的は中嶋神社参拝です。

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 中嶋神社について。

 【田道間守を主祭神とし、天湯河棚神を配祀する。

 田道間守は天日槍命の五世の子孫で、日本神話で垂仁天皇の命により常世の国から「非時香果(ときじくのかぐのみ)」(橘のこと)を持ち返ったと記される人物である。橘は菓子の最上級品とされたことから、菓子の神・菓祖として崇敬される。】

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 当初、行く予定はなかったのだけれど、道の駅で手にしたパンフレットに嫁が唐突に食いつき、「行きたい」とせがまれまして、豊岡ならそう遠くもないし、また山田作品とも関わりがある人物を祀っている神社なので、否応もなく賛同した次第です。

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 拝殿。創建は室町期というから、かなりの年代ものです。

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 田道間守(タジマモリ)の名前が元になったという、橘の木が植えられていました。

 ちなみにこの田道間守という人には、上の説明にあるとおり、垂仁天皇の命令で常世の国から“非時香果(ときじくのかぐのみ)=橘”をやっとの思いで持ち帰るのですが、そのときにはすでに天皇は崩御されていて、哀しみのうちに殉死した、という言い伝えがあり、山田風太郎にはこのお話を題材にした「橘伝来期」という小説があります。

 昨年の風太郎祭でも紙芝居で取り上げられた物語なのですが、嫁はそのことはすっかり忘れている様子――まあ、しゃーないか。

 御朱印をいただき、風太郎記念館のある関宮へと戻ります。お昼を食べても講演開始時刻にはまだ余裕があったので、講演のあるノビアホールへ行く前に、記念館をちょっと覘いて行くことにしました。

 さて、入ったはいいけれど、事務所に女性がひとりいるだけで、あとは誰もいません。どうやらみんな、とっくにノビアホールへ行ってしまったみたいです。すぐに向かおうかとも考えましたが、せっかくなので交流ホールの写真を撮ることにしました。

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 過去に講演された諸先生のサイン。昨年の風太郎祭で記念落語を行った古今亭今輔師匠のサインもあります。

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 今回講演で来館している貴志先生の「悪の教典」も展示されていました。横の黒い表紙の小冊子がものすごく欲しい(笑)。 

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