山田風太郎の稀少本
先日、通勤中にふとした思いでラジオをつけたら(普段はあまり聞かない)、神保町の古書店の紹介をしていまして、インタビュアーの「このお店で一番貴重な本はなんですか?」という質問に対して、女性の店主さんが「山田風太郎さんの“新かぐや姫”で、5万円です」と答えてらっしゃいました。
山田風太郎の本でプレミアがついているのは「忍法相伝’73」だけだとばかり思っていたので、この返答と金額には正直驚愕しました。「忍法相伝’73」だって、1万5千円~2万円くらいのものなのに、5万円って何事ですかと。
で、ちょっとネットで検索してみたら、この「新かぐや姫」、5万円が最高値だと決め付けていたらとんでもない、店によってまちまちですが、最高10万円までつけているところがあって、ますます何事ですか、です。
表題作はまだ私も未読なのですが、光文社の山田風太郎傑作選にも収録されているところを考えると(家にあるけど未確認です)、作品自体が封印されている様子もないのでますます不思議なのです。いったい、どんな理由からのこの金額で、またこの金額を上回る山田先生のプレミア本は、他に存在するのでしょうか?
「新かぐや姫」、興味はあるけど、さすがに5万は出せません(泣)。
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