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映画の感想【2012年2月版】

 今月に入って劇場で映画を3本観ました。単月にこれだけ映画館に行くことは滅多にありません。

『ベルセルク』

・黄金時代編の劇場映画化。CGがとやかく言われており、確かにモブの表情が画一的で人情味が伝わってこないところもありますが、大画面で細かい所まで動いている合戦シーンはやっぱり燃える要素が満載です。劇場で見てこその迫力でしょう。

 平沢進の新曲が流れるオープニングも、黄金時代編以降のキャラクターが揃い踏みで今後のエピソードの映像化に期待がつのりますが、本作は3部作の1話目なので、導入部としてはもそっと登場人物の掘り下げをしたほうが良かったのではないかと思いました。

 次が6月公開ということなので、もはや待ちきれない気持ちでいっぱいです。5月くらいにおさらいの意味もかねてソフト化してくれるといいのですが。パンフレットは2種類あったので、奮発して特装版を買っちゃいました。

『逆転裁判』

・嫁さんの要望で見に行きました。自分もゲームはプレイしたことがあるので、どんな仕上がりになっているか興味津々ではありましたが、三池監督にしては案外無難にまとめたなと言う印象です。

 ギャグがところどころすべっていたな、というのはもはや想定外のことではなく計算ずくのような気さえしてきました。自分が笑えたのはタイホくんとサユリさんのところだけかな・・・。

『ドラゴン・タトゥーの女』

・いよいよ公開のデビッド・フィンチャー監督最新作。スウェーデン発の大ベストセラーミステリー「ミレニアム」シリーズのハリウッド映画化第一弾です。

 事前にスウェーデン版→原作を見て(読んで)いたので、ストーリー上とくに混乱することもありませんでしたが、ハリウッド版ならではの新解釈もあり、2時間40分もあるとは思えないくらいに集中して楽しむことができました。たいがい、海外のベストセラー小説の映画化には肩透かしを喰うことが多いのですが、この作品はスウェーデン版も原作をうまくまとめていましたし、後発のハリウッド版もスウェーデン版を補うような形の場面も多かったので、どちらが上か下かなんていうのは、自分のなかではあまりない珍しい映画になりました。両方とも、それぞれに良いのですね。

 これから2作目・3作目の製作もあるのでしょうが、デビッド・フィンチャーが全部撮ってくれるとファンとしては嬉しい限りです。

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