スポーツ

「戦極~第九陣~ 」③

 ~戦極ライト級チャンピオンシップ・北岡 悟VS廣田 瑞人~

 昨年のライト級GPベスト4で、唯一組まれていないカードが、今晩のチャンピオンシップとなりました。

 国歌斉唱が一回で終わっていい。

 1R、終始攻め込まれ気味の廣田が、ラスト20秒で北岡を押さえ込む。

 2R、北岡のテイクダウンが決まらない。代わりに廣田の打撃がこつこつ当たる。

 3R、北岡テイクダウン→鬱憤を晴らすかのように、パウンド・鉄槌・踏み付け。残り1分でブレイクがかかり、スタンドへ以降。1Rと似たような展開に。

 4R、まさか後半までもつれ込むとは! 序盤から廣田が上になる場面が多く、鉄槌・膝を疲れきった様子の北岡に打ち込み続け、一方的な展開を見せ始める。ガードが出来なくなった北岡に対し、レフリーが試合をストップ! 

 4分25秒、廣田が北岡をついに下す!

 ライト級王座移動!

 北岡選手は1Rで廣田の足を取ったときに、早々に足関節で極めるべきだったと思うのですが・・・・・・もう少し痛めつけようという気持ちがあったのでしょうか。

 そういえば、今日は本来なら「アフリクション」でヒョードルVSジョシュが観られる予定だったんだっけ――興行そのものも中止になってしまったけれど、そんな不満をも吹き飛ばしてくれる戦極ライト級チャンピオンシップでした。  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「戦極~第九陣~ 」②

 日沖選手は準決勝で金原選手に勝利するも、蓄積されたダメージによりドクターストップとなっていたようです。小見川選手の顔面のダメージも相当なものですが、生き残った金原選手は容赦なく攻めます。

 1R・2Rは、金原優勢か。

 最終R、小見川が気迫で押し返すも、金原もよく動く。なんとも内容の濃い決勝戦3Rは、残念ながら時間切れとなり、勝敗は判定にもつれこみました。

 ――結果は、2-1で金原選手勝利! 戦極フェザー級初代王者に輝きました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「戦極~第九陣~ 」①

 試合の進行状況を確かめようとテレビをつけたら、内藤大助選手がリングに立って何か言っていました。

 流れによっては全試合終了後、録画したものを観戦するつもりでしたが、次の試合は、藤田和之VSブラゴイ・アレクサンドル・イワノフということがわかったので、そのまま視聴することに。

 イワノフ選手、いくらヒョードルをコマンドサンボの試合で破ったとはいえ、MMAは藤田選手に一日の長があるはずで、鳴り物入りで戦極参戦したはいいけれど、意外と早いラウンドでの決着もありえると見ていましたが――1R、お互いに大振り気味のパンチを打ち合って、さながら「北斗の拳」のケンとラオウのよう。その後、二人とも疲れがはっきりと見え始めて、2R以降、試合はやや膠着状態に陥り、スタンドでもグラウンドでも決め手がないまま、試合終了、判定1-2でイワノフ選手の勝利という結果になりました。

 続く三崎和雄VS中村和裕の試合は、1R中盤、三崎選手の膝が中村選手の顔面にヒット、倒れこんだ中村の首を、三崎がフロントチョークの姿勢で抱え込み、出血が見られる中村に対してレフリーが試合をストップするという、逆に意外ともいえる結果に終わっています。

 でもこれ、三崎選手が勝っても、ミドル級チャンピオンシップへの挑戦権ないんだよねえ。

 ・・・・・・どーすんだ、今後。

 そういった事情を踏まえてこそ、中村選手は勝たなきゃいけなかったのでしょうが、フェザー級の最後の二人を今知って(小見川VS金原)、勝負の厳しさというものを改めて思い知りました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009決勝戦 」②

 第四試合以降についてです。

 ――菊野選手はよかった。

 あの構えと、三日月蹴りと、スマイルに、対戦相手のジダ選手は大いに戸惑ったのではないでしょうか。青木・川尻に続いて、「DREAM」ライト級の中心となれるかどうかは、今後の試合内容にかかってくるはずですが、充分な期待値を示してくれました。

 ――マヌーフは強い。

 ――今夜のパウロ・フィリオはもっと強い。

 途中であわやレフリーストップかと思わせる場面もあり、あそこからの腕十字による逆転勝利を想像しえた人はそう多くなかったのでは? 歓声も、日本人選手以外ではダントツではなかったかしら。みんな、フィリオを待ってたんだなあ。

 ――ユン・ドンシクは残念だった。

 足やっちゃったみたい・・・・・・おかげでUFCを解雇されたとかいう対戦相手の名前やイメージが非常にぼやけたものに。怪我が直ったら、もう一回やってもいいと思います。

 ――ザロムスキーは豪鬼だった(笑)。

 右ハイでジェイソン・ハイを失神KO! 豪鬼なんで、ウェルター級初代王者になりました。

 後半、なんだかんだで盛り上がってよかったです。

 さあ、次は「アフリクション」ですぜ!! 「PRIDE」なきあと、ヒョードルVSジョシュが観れるときがくるなんて・・・・・・すっげえ楽しみです。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009決勝戦 」①

 本日は公休をとっていましたが、試合開始時間に家に居ることができなかったので、いま録画したものを観ているところです。

 今大会は、すべて桜井“マッハ”速人のためにしつらえられたといっても、決して言い過ぎではないと思うのですが、その“マッハ”が、ザロムスキーとの準決勝第一試合開始早々、左眉付近をカット→ドクターチェックが入って再開後間もなく、ザロムスキーの左ハイキックを喰らって昏倒→パンチ連打でレフリーストップという、予想だにしないスピードでの祭りの終焉となりました・・・・・・。

 ――最初から録画したものを観る前に、途中経過を確認したらちょうど青木が試合をやっていたので、これはライブで最後まで観たのだけれど、判定で勝った青木に対して会場がどうにも盛り上がっているように感じられなかったのは、“マッハ”がとうの昔に負けていたのも一因なのかなあ、と今になって納得することに(まあ、青木の試合内容に対する純粋な観客の評価ともとれますが・・・)。

 ちなみにこれ書いてる最中の準決勝第二試合の結果は、判定でジェイソンに軍配があがりました。リザーブマッチも判定だったし、“マッハ”が負けたうえに3試合判定かー。決勝戦含めてあと4試合あるけれど、なんかもうどうでもよくなってきた!

 でも、もう一人の日本人選手の菊野への期待感と、マヌーフVSパウロ・フィリオの試合もあるし、せっかく買ったPPVなので、最後までわずかでも楽しんで観ることができますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「DREAM.9 フェザー級グランプリ 2ndROUND」

 今さらながら、《スカパー!》の録画放送の後半戦を観ているところです。

 なぜ当日生中継がなかったのか、不思議に思ったりもしたのですが、もともと内藤選手の防衛戦とセットで放送する予定だったんでしょうね。「DREAM.9」が地上波で放送なんて、テレビをつけて初めて知ったという・・・まあ、地上波で放送しなかった試合もあるみたいですし、録画放送とはいえPPVを買う価値くらいはあったのかもしれません。

 あー、そういえば、「スーパーハルクトーナメント」の4試合が編集されて放送されたのは、唯一の良心とでもいうべきでしょう。

 正直、組み合わせがもう少しマシだったらなあ・・・。素人考えですが、サップ×ノルキヤ、カンセコ×ミノワマン、ソクジュ×ハント、ホンマン×ムサシだったら、まだ観れるものになっていたのではないでしょうか――そもそも、カンセコ選手は誰が見たって、まだ総合の試合に出れるレベルじゃねーでしょう。

 全試合を通してみると、フェザー級グランプリ2回戦の高谷×前田戦が、戦前の因縁は別として、実力伯仲して動きもあり面白かったです。今大会のベストバウトに推します。

 所選手が頑張ったのはよかったですが、これで1回戦の負けがチャラになったようなもんですし、川尻選手はもっと頑張れたでしょうし、今成選手にはガッカリです。にしても、KID選手が敗退したのは、フェザー級グランプリ的にまずいような・・・。

 さて、次回はウェルター級グランプリ決勝戦ですか。興味あるワンマッチも何試合か発表されたし、前回の開幕戦に匹敵する、面白い大会になるといいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「DREAM.8」③

 さーて、いよいよ本日のメインです。

 おっと、手に(汗)が滲んできました・・・・・・日本人同士の試合で、ここまで緊張するのもそうそうないなあ。

第十試合 ○桜井“マッハ”速人 (1R KO) ●青木真也

 ゴング直後、マッハ選手、勢いあまってパンチを空振り、態勢を崩し、そのまま青木選手にグラウンドに持ち込まれるかと思いきや、、、

 青木をおさえこんで、顔面を膝→パンチの連打で、秒殺KO!!

 マッハすっげえ、というか、青木って、ここ一番で勝利をものに出来ないですねえ・・・・・・。

 しかしこれで、ウェルター級のベスト4の中で、日本人は、桜井“マッハ”速人だけになってしまったので、準決勝・決勝は是非とも頑張って、優勝してもらいたいものです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「DREAM.8」②

 後半戦はウェルター級GP一回戦4試合です。

第七試合 ●ジョン・アレッシオ (1R KO) ○アンドレ・ガウヴァオン

 アンドレ・ガウヴァオン選手の背後からの鉄槌が半端ないです。ジョン・アレッシオ選手堪えるも、腕十字をとられて、たまらずタップアウト。

第八試合 ●池本 誠知 (判定) ○マリウス・ザムロスキー

 威力の程は不明ですが、池本選手のWパンチ(チョップ?)に須藤元気大喜び。2Rには、ザムロスキーも仰向けに寝ている池本に対して、背後からのバク転で攻撃を仕掛けるという、トリッキーぶり。ラウンド終了間際の、ザムロスキーの膝蹴りのラッシュが効く。

第九試合 ●白井 祐矢 (1R KO) ○ジェイソン・ハイ

 ジェイソン・ハイのパンチ連打→裸締めにより、白井秒殺失神KO。

 ・・・・・・ここまでのウェルター級GP、スピードとパワーがあって、想像以上に面白いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「DREAM.8」①

 前回の、フェザー級GP第一回戦のぐだぐだっぷりに、PPVを観るのはしばらく控えるべきかと迷っていたのですが、結局、購入することに――だって、桜井“マッハ”速人VS青木真也戦は、せっかくだからライブで観たいじゃん。

 あとは、どちらのファンでもないけれど、ミノワマンVS柴田勝頼もなんとなく面白いものが見れそうだったし、久しぶりにハリトーノフも出るし、フェザー級の最後の一試合も、なんだかんだで見届けとかないといけないのかなあ、と。

 さて、前半戦の結果です。

第一試合 ●ミノワマン (判定) ○柴田 勝頼

 2R終了間際、まさかの柴田選手によるジャーマン・スープレックス(笑)。ミノワマン投げられる。

第二試合 ○アンドリュース・ナカハラ (1R TKO) ●大山 峻護

 大山選手の自爆(?)かと思いきや、ちゃんとパンチが入っていました。倒れこむ大山選手に、パンチの乱打をあびせるアンドリュース・ナカハラを、レフリーが間に入って止めて、試合終了。

第三試合 ●永田 克彦 (1R TKO) ○ビトー“シャオリン”ヒベイロ

 ビトー“シャオリン”ヒベイロの、グラウンドでのポジショニングすげえ。でも結果は、寝技での極めでなく、永田選手の出血によるドクター・ストップ。煽りVTRの永田兄弟のゆるい会話に和む。

第四試合 ○福田 力 (判定) ●ムリーロ・ニンジャ

 急なオファーにも関わらず、福田選手はアグレッシブな、いい試合を見せてくれました。

第五試合 ●セルゲイ・ハリトーノフ (1R KO) ○ジェフ・モンソン

 ・・・・・・・・・・・・ハリトー。ノース・サウス・チョークによる秒殺。

第六試合 ●所 英男 (判定) ○DJ taiki

 どちらが圧倒していた、というわけでもありませんでしたが、格ゲーのキャラっぽい方が勝つ。フェザー級GP二回戦出場者が、これで8人、出揃いました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「DREAM.7」③

 全試合オワタ。

 山本篤VS今成正和の試合は、緊張感こそいくらかあったものの、今回のフェザー級GP一回戦を締めくくるに相応しい試合とはいえなかったように思います。

 まあ、今成選手って、「PRIDE武士道」に出ていたときも、あんな感じだったから、それほど期待値が高かったわけではありませんが・・・・・・。

 これで、二回戦出場者が、6人決まりました。

 ビビアーノ・フェルナンデス、ジョー・ウォーレン、エイブル・カラム、パンクラス初代フェザー級王者・前田吉朗、“喧嘩番長”高谷裕之、“足関十段”今成正和

 この6人に、次の「DREAM.8」での、所英男とDJ taiki戦の勝者、そして推薦枠の山本“KID”徳郁を含めると、二回戦出場者の8人のうち、5人が日本人となる計算ですから、これで少なくとも、決勝ラウンドには最低でも1人、日本人が喰いこめるはずです。

 「PRIDE」的なイベントは、私の心をwktkさせてくれましたが、問題は、フェザー級で一番強いのは誰か、という興味が今日の時点でさっぱりなくなってしまったことです。

 次回の「DREAM.8」では、ウェルター級GPも始まるみたいですが、ワンマッチ次第だけど、PPVは今後買わなくてもいいかなーという、自分にとってはイメージの悪い興行となりました。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)