文化・芸術

「第一回 静岡戦國祭」

 23日の日曜日に駿府公園内で催された、「第一回 静岡戦國祭」に行ってきました。

 私自身は戦国時代についての造詣が、ほとんどといっていいくらいないのですが、昨今の戦国ブームへの県内での関心のバロメーターになるものと考えていて、かなり期待して出かけたところ・・・・・・、

Photo  終始このような状態で、静岡祭りや大道芸ワールドカップなんかの人の多さを経験している身としては、ちょっと寂しい思いがしたことは否めません。まあ、観客全員参加のジャンケン大会があったりして、アットホームな感じではありましたし、今回の反省を次回に生かして、末永く続くイベントになればいいな、と思います。

 ちなみに自分が感じるところの反省点は、告知があまりされていないようだったことと、漫画「センゴク」の原作者・宮下氏を交えたシンポジウムが別の会場でおこなわれ、駿府公園内のイベントとバッティングしたこと、あとはこの寒い季節に屋外で実施されたこと、の3点でしょうか。

 以下、いくつかショットを紹介します。

Photo_2  遠州鎧仁会の皆様。浜松や掛川で活動されているそうです。静岡祭りでも見かけた気がします。

Photo_4  宮城から参戦の奥州片倉組の皆様。甦った武将たちという設定での寸劇を披露。

Photo_5 それを見る徳川家康。真田幸村がちらちら気にする(笑)。

Photo_6  歴ドル(?)の織田かずささん。この名前で、好きな武将は明智光秀ですって。

Photo_8  安土のゆるキャラも駆けつけた! なぜ、しずポン(ステージ上に見え隠れするタヌキのキャラクター)の着ぐるみをこの日までに準備できなかったのか、それが悔やまれます。第2回以降でチャンスがあったら、ひこにゃんその他を誘致して、「ゆるキャラサミット in 静岡戦國祭」を検討するべき。

Photo_9  大河ドラマ「江」ゆかりの長浜からは、長浜歴ドラ隊の皆様が。この方々は素人ではないと思いますが、さて。

Photo_10  最後は皆さん打ち揃っての記念撮影となりました。

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2_2  その他、岐阜から天下布武隊の皆様などが参加されてステージを盛り上げてくれました(なんか、忍者みたいなのもいたような気がしますが、あまり覚えていません)。懲りずに2回目も来てくださいね。

 なんやかやで、静岡でもこんなイベントが開催されたことを嬉しく思います。

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「49th静岡ホビーショー」

 「静岡ホビーショー」に行ってきました(今日じゃなくって、金曜の業者日に行く事ができたんですけど、一般公開日の混雑具合はどうだったんでしょーか)。

Photo ←ランボルギーニカウンタックの実車と模型の2ショット。間近で見ると、本当にスーパーカーだなあ、という気がします。

_02 ←山下しゅんや氏のイラストを立体化。

_01 ←まさかのパンパカパンツ出展。静岡以外でも認知度があがってきたらしく、同行した嫁は舞い上がってフェイスタオルを購入しておりました。

_01_3←これもよもやの軍艦島。ターゲットは誰で、なにを目的に購入するのか?

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New_01 ←アイマス戦闘機は新作も公開。ええい、真はまだか!

_01_5  ←東静岡駅で工事が始まった等身大ガンダムのイメージ。

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_01_6←ちなみに実際の工事現場はこんな感じでした。やっと足が組みあがった模様。

_02_3 ←それほどガンダムファンではない私ですが、現物をみるとそのスケールにやっぱりワクワク。お台場でみれなかったから、完成が楽しみです。

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「魔界」への誘い

 劇団キリン食堂さん公演の、「魔界転生」のチケットを取りました。お芝居に行くのは、一昨年の「エドの舞踏会」以来ですから、ちょうど2年ぶりくらいになりますか。

 事前情報として、キリン食堂さんのHPを見たりしているのですが(HPトップで聴ける、「転生のテーマ」がカッコイイですよ)、チラシに、【抜群のストーリー+日本最高峰の殺陣ゴージャスなダンス】とか書いてあって、もう、期待するなというほうがムリな話です。

 今回の舞台版のストーリーを読むと、天草四郎がまたもや転生衆の中心に据えられているようで、座長さんのブログなんかを拝見するに、やや深作版「魔界転生」のカラーに近いものになりそうな予感もするのですが、そういった予測不可能な部分も含めて、非常に楽しみだ、と言わざるをえません。

 ――どのような「魔界転生」であっても、おおいに受け入れる準備はできています。過去、どうしても受け入れられなかったのは、D3パブリッシャーの、ゲーム版「魔界転生」くらいでしょうか・・・・・・あ、あと漫画版で一冊だけ読めなかったやつがあったっけ(遠い目)。

 さて、もう一方の劇団俳協さんによる「JIRAIYA」については、残念ながらスルーということになりそうです。

 笑いあり! 感動あり! 涙あり! そしてちょっとの・・・お色気あり・・・

 という文句には、少なからず心惹かれるものがあるのですが、気になるのは、ただひとつ、【精水波】の描写だよなあ・・・あれを、そのままやるわけにはいかないでしょうから。すごく、気になります(笑)。

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三重殺(トリプルプレイ)

 さー、宿も予約したし、あとは11/28当日が来るのを待つだけ! というところへ、山田風太郎記念館から【第7回風太郎祭】のチラシと一緒に、”なつめ通信”最新号が届きました。表面は、間近に迫った【風太郎祭】のイベント内容の紹介となっていましたが、裏面に気になる記事が2,3ありまして、そのうちの最たるものが、

 山田風太郎原作の舞台二つ、東京で上演予定

 という見出しで、異なるふたつの劇団による、舞台公演の記事でした。

 気になる演目は、「魔界転生」と「GIRAIYA(じらいや)」――最初、「GIRAIYA(じらいや)」ってなんやねん、と疑問に思うくらい「自来也忍法帖」が思い浮かばなかったのですが――の2作で、それぞれの上演日程は、「魔界転生」が12/2~12/6、「GIRAIYA(じらいや)」が12/7~12/13となっており(もちろん、劇場は別々の場所です)、なんという【山田風太郎強化月間】とでも言うべきスケジュールになっています。

 私をころす気ですか・・・(金銭的な意味で)。

 

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舞踏会へようこそ

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 3日の夜の部で「エドの舞踏会」を鑑賞してきました。公演3日目となる日ですが、平日のせいか、満席というわけにもいかず、ちらほら空席が見受けられました。それでも9割くらいは埋まっていたでしょうか。年配の方が予想以上に多かったです。

 私たちの席は3階だったので、予想はしていましたが、舞台のまあ遠いこと。しかも位置が高い。なんとなく、さいたまスーパーアリーナへ「PRIDE GP」を観に行ったときのことを思い出しました。今回はその時ほど遠くはなかったのですが(箱の大きさが全然違うから当たり前ですね)、舞台が始まるまでは、役者さんのセリフがちゃんと聞き取れるかどうか不安だったのですが、それは杞憂で済みました。

 本番が始まる前に、一緒に行った彼女から「どんな話?」と聞かれたのですが、即答できず、「一回しか読んだ記憶がないから、忘れた」と返したのですが、舞台を見終わって、本当に全然覚えていないことに驚きました(笑)。唯一微かに頭の内に残っていたエピソードも、今回の脚本には取り入れられていなかったし・・・まあ、そのお蔭で新鮮な気分で鑑賞することができたから、ある意味よかったかと。

 物語のほうは、山本権兵衛夫人の登喜を中心に、伊藤博文夫妻・井上馨夫妻・森有礼夫妻たちとの関わりを描きながら、クライマックスの鹿鳴館での舞踏会に進んでいきます。ところどころに笑いもあり(伊藤夫人の梅子が、登喜役の三田佳子さんに「歳はおいくつ?」と問うて、「21になります」と答えたときに、会場から失笑がもれましたが、そこは笑うところですね)、山田風太郎の明治物の中ではややマイナーな感のある本作ですが、私は最後まで楽しく観ることができました。また原作を読み直してみる気にもなったし。原作を読み返したら、また別の角度からこの舞台についての感想を書くかもしれません。

 ベテランの役者さんたちの熱演もよかったですが、個人的には伊藤博文の娘の生子役の渋谷飛鳥さんの好演(この方には誰でもよいので、忍法帖の姫様役をいっぺんやってもらいたい!)と、井上家の養女・鳥子役の女の子の、鹿鳴館での所作やらがかわいくって、印象に残っています。あと、伊藤役の田中健さんと井上役の松村雄基さんのコンビ(?)もよかったなあ(腐女子の眼がキラリと光ったらしい)。

 新橋演舞場での「魔界転生」を観たときも感じたことですが、今回の舞台もセットや装置が凝っていて、とても感心しました。私は映画好きですが、舞台って、思ったほど不自由じゃないのですね~。制約がある中でのモノ作りなので、かえって職人技が生きてくるみたいです。以前どこかで上演されたという「幻燈辻馬車」もそうだけど、明治物の舞台はまだまだ観てみたいな、と思いました。

 心残りなのは、ケチらずにもっと近くの席で観ておけば良かったかな、ということくらいですかね。3等席は、舞台が遠い以上に、前の座席(手すり)との幅が狭くって、ちょっと居心地が悪かったです(エコノミー症候群になるかと)。もし、もう一度観に行く機会があるとすれば、来年の明治座での公演になると思うのですが、とにかくいい席で観ようとすると、チケット代が高いです・・・。

 で、「エドの舞踏会」を観に行った次の日に、博物館明治村へ行ったところ、ちょうど「あなたの生まれた日の新聞を読んでみよう」という、300円入れると入力した日付の新聞がプリントアウトされる機械があったので、「明治19年5月6日で入力すれば、この舞踏会の様子を書いた記事が読めるかもしれない!」と、期待に胸を躍らせて印刷された新聞を見てみたら、なんか勅令とかがだらだら書いてあるだけで、心底がっかりしました。

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鹿鳴館へ行こう

 御園座で公演予定の「エドの舞踏会」のチケットをとりました~。チケットの販売はてっきり11月に入ってからと思い込んでいたのですが、日付と時間の最終確認でもしようかと御園座の公式HPをチェックしていたところ、ちょうど今日の10時から公演前半分の受付開始ということを知り、結局最後までいっちゃったという次第。しかもその場で当日の座席の確認も出来るため、キープされた番号を客席表と照らし合わせて、即購入をケツイしました。

 まあ、「エドの舞踏会」を観に行くという事自体は、風太郎原作のお芝居を観れる機会なんて、今後もそうそうないだろうということで、少し前から気持ちとして固めていたんですけどね。後は、御園座(名古屋)にするか明治座(東京)にするかでまず迷って、結果、料金幅の広い御園座を選択することになりました・・・といっても、今回は一番安い席(三等席)に甘んじる事になりましたけど。でもいいんだ~、雰囲気さえ味わえれば。先に御園座の公演を観ておけば、もう一度観たいと思ったときに、明治座に行くという選択肢もできるし。

 名古屋方面にお出かけするのは久しぶりなので、1泊して、次の日に「博物館明治村」に寄って来るつもりです。今回行くと、3度目になるけど、何回でも行ってみたい場所のひとつです。「エドの舞踏会」→「博物館明治村」のコンボで開化気分を満喫するぞー。

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「エドの舞踏会」

 今年の冬に、御園座と明治座で上演される「エドの舞踏会」を観に行くかどうか、本気で悩んでいます。昨年、G2演出・中村橋之助主演の舞台版「魔界転生」を新橋演舞場で観て、山田風太郎作品の新たな表現領域の鑑賞に目覚めたのですが(笑)、なんにせよお芝居のチケットは高い! 「魔界転生」の時も、高いなあとは感じつつ、あまり観に行く機会もないだろうからと、奮発して一等席12,600円のチケットを購入したのですが、それはひとえに舞台化されたのが「魔界転生」だからであって、今回の「エドの舞踏会」はそれに比べると、自分の中で多少動機が弱くなってしまうのは否定できません。ちなみに御園座のチケット代は、一等席13,500円・二等席8,000円・三等席4,000円・特別席15,500円となっていて、明治座の方は、A席12,000円・B席5,000円となっているようです。

 出演者や、演出に動機を求めるのもひとつの手なのですが、今回に限っていうと残念ながらその線もなさそうです。主な出演者と演出は下記の通り。

原作:   山田風太郎 脚本:大藪郁子
演出: 石井ふく子
出演: 三田佳子  淡島千景 賀来千香子 中田喜子
小林綾子 渋谷飛鳥
錦織一清 田中 健 松村雄基 森宮 隆 他

 ということになると、後は山田風太郎に対する愛情で観にいくしかない。「エドの舞踏会」は一回しか読んだ記憶がないのですが、他のクセのある明治モノと比較すると、ややインパクトに欠けるという感じではあるけれど、面白くないというわけではなかったんだよなあ。最後まですらすらと、なぜか感心しながら読んだような・・・これを機に再読して、それから観に行くかどうか決めようかと思います。これが、「幻燈辻馬車」や「ラスプーチンが来た」や「柳生十兵衛死す」の舞台化だったら、迷うことなくなくチケットの購入に踏み切るんだけど。

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